日々の甲虫雑感(2001年 6月・上旬)

本格シーズン到来

さあ6月だ。

いよいよ夏に向けて一直線という時期である。

そろそろ本腰を入れて採集を楽しもうと思う。


2001.06.01 (Fri) ● 採集予定

本格的な夏はもうそこまで迫っているが、採集に行ける時間は限られている。

時期と場所の組み合わせがたくさんありすぎて、本当に体がいくつあっても足りない状況だ。

昨シーズンを振り返ると、実際に「あのときあそこへ行っておけばよかった」と後悔する点もいくつかあるので、今シーズンはそれを考慮して念入りに採集予定を立てていくつもりである。

国会答弁風に言うなら「採集予定の抜本的改革が必要」ということにでもなろうか...。


2001.06.02 (Sat) ● 檜枝岐

というわけで、南会津へ行ってきます。


2001.06.03 (Sun) ● 福島産カミキリ、さくっと南会津編

家族旅行を兼ね、再び南会津を訪れた。

採集自体は控えめになるが、できる範囲で採集を楽しんでこようと思う。

採集記 → 『ここ


2001.06.04 (Mon)

● ソーンダーズチビタマムシ

先月、5月15日の茨城採集行にて、種類の分からなかったチビタマムシの名前が判明した。

ソーンダーズチビタマムシ。

ウツギの葉に飛来するそうである。

スギリンさん、ありがとうございました。

[ Trachys saundersi LEWIS ]

● 灯火採集

先週は鳴かず飛ばずだった茨城の灯火採集だが、やっとのことでクワガタが飛来した。

いよいよ灯火採集らしくなってきた。

一応、記録としてクワップには計上しておく。


23時20分、カミキリも1頭だけ飛来した。

シラオビゴマフケシカミキリ。

かなり小さいので、危うく見逃すところであった。

[ Exocentrus guttulatus BATES, 1873 ]

データ的には、気温18.6度、湿度52%、ほぼ無風状態であった。


2001.06.05 (Tue) ● 茨城産カミキリ、白い花を求めて編(2)

先週に引き続き「白い花」を中心にルッキングしてきた。

今日はどんなカミキリが採れるのだろうか?

採集記 → 『ここ


2001.06.06 (Wed) ●トガリバ

カミキリの名前によく「トガリバ 〜」と付くものがある。

どこかが尖っているのだろうということは容易に察しがつくが、一体それはどこであろうか?

トガリバ=尖り羽(翅)、つまり上翅が尖っているのである(読めば分かるか...)。

具体的には上翅の最尾側端だ。

これは昨日茨城にて採集したマツシタトラカミキリの上翅尾側端。

マツシタトラカミキリは「トガリバアカネトラカミキリ属」に属している。


さらにアップ。

黄色矢印がまさに「トガリバ」だ。

猛獣の牙のようである。


2001.06.07 (Thu) ● 梅雨入り

いよいよ関東地方にも「梅雨入り宣言」がなされた。

憂うつな期間の始まりである。

とくに今年の梅雨はしっかりと雨が降るらしいので、雨嫌いな私にとっては辛い日々が続くことだろう。

しかしながら、明らかに梅雨の真っ最中という期間にもカミキリの記録は多数あるため、それを支えに頑張るつもりだ。


2001.06.08 (Fri) ● キベリクロヒメハナカミキリ

先日の茨城採集において採集したヒメハナカミキリ属(ピドニア)の中に、1種未採集種が混じっていたので紹介する。



左:採集したピドニア

右:「日本産カミキリ大図鑑、講談社」から引用(山梨産)

上記のごとく図鑑を参照し、キベリクロヒメハナカミキリと判定した。

茨城県においても、今までに採集記録の存在する種である。

[ Pidonia discoidalis PIC , 1901 ]

● ミズキ

同じく、前回の茨城採集行にて樹種の分からなかった植物が判明した。

結局、「ミズキ」であった。

これはかなり背の低いものであったため、ちがう樹種とばっかり思い込んでいた...。

カミキリがよく飛来する花の代表格である。


2001.06.09 (Sat) 〜
2001.06.10 (Sun)
● 北関東〜福島産カミキリ、カミキリ行脚&武者修行編

群馬、栃木、そして南会津を縦横無尽に走り回ってきた。

今季前半のハイライトとも言える採集行である。

 → 採集記


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