日々の甲虫雑感(2001年 5月・下旬)

虫を撮る

新しいデジカメになってから、虫の写真を撮ることが楽しくなった。

私の使用しているデジカメは光学ズームがしょぼいものの、接写に関しては2cmまで寄れる優れ物だ。さらには、ホワイトバランスの設定が細かく指定でき、なおかつ露出補正も可能であり、決して一眼レフに劣らないしっかりした写真が撮影できる。

ただ、望遠マクロ撮影ができないため、逃げ足の速い昆虫や、遠くにいる対象には対応しきれないが、反面、動きの鈍い虫に対してはギリギリまで寄って、インパクトのある写真を撮影することが可能だ。

なんだか最近は、「採る」より「撮る」にハマっているかもしれない...。


2001.05.21 (Mon) ● 灯火はやらず...

先週に引き続き、当直先で灯火採集をやろうかと思ったが、さすがに疲れたため早く寝ることにした。

月齢も悪くないのだが、とても起きていられない...。


2001.05.22 (Tue) ● 茨城産カミキリ、超ミニミニ採集

本日は「梅雨の走り」なる気候らしい。詳しくは知らない...。

まあ、天気が良いわけはなく、一日中どんよりと曇り、時折雨が降る状態である。

こんな天気だが、1時間だけいつものポイントで採集してきたので、今日は簡単に「日記」として書くことにする。

ポイント付近は一面の霧。

気温は15.2度、湿度は52%である。

カミキリ採れるんかい?

ここ数日の暑さで、カエデの花はほぼ終了状態。おそらく今週でお終いだ。

とりあえず、カエデをスーピングして得られたカミキリの結果だけ書いておく。

フタオビノミハナカミキリ   14 exs.
セスジヒメハナカミキリ     5 exs.
トゲヒゲトラカミキリ      5 exs.
キバネニセハムシハナカミキリ  3 exs.
ヒナルリハナカミキリ      2 exs.
ピックニセハムシハナカミキリ  2 exs.
ナガバヒメハナカミキリ     1 ex.
ヒメハナカミキリ        1 ex.
ヒメハナカミキリ属       1 ex.


2001.05.23 (Wed) ● ヒメハナカミキリ?

昨日の採集品の中に、2種だけ良く判らないヒメハナカミキリ属が混じっていた。

帰宅後、実体顕微鏡にて観察し、図鑑と照らし合わせてみたところ、どうも「ヒメハナカミキリ」かもしれない。下に3種の似たような種類を掲載する。


1.左:対照用の「ナガバヒメハナカミキリ」

2.中:これが問題のカミキリ。前胸背の上下縁にオレンジ色の帯が見られる。また、腿節に黒い部分がない。これらを鑑別点にとれば、「ヒメハナカミキリ( Pidonia mutata BATES )」ということになろう。

3.右:これも前種と同様な紋をしている。腿節の黒色部欠如は同じであるが、前胸背にはオレンジ色の帯が見られない。雌雄の差か?、それとも別種か?

ということで、とりあえずは1種追加しておく。

右写真の個体は、さらに詳しく調べてみようと思う。

ヒメハナカミキリ属(ピドニア)の鑑別は、素人にはすごく難しい...。

間違っている場合はご指摘いただければ幸いです。


2001.05.24 (Thu) ● 白い花の種類が判明

先日の檜枝岐採集行にて、フトオビカンボウトラカミキリを採集した「白い花」の名前が判った。

これがその花。

「タムシバ(ニオイコブシ)」と言うそうだ。

ということで、各所を訂正しておいた。


2001.05.25 (Fri) ● 無尽蔵

カミキリに関する文章を読んでいると、とかく植物の名前が出てくる。

なんという植物に飛来した、とか、なんという葉の裏にいた、とか、なんという材から○○カミキリが出てきたとか、枚挙にいとまがない。

昨年来、フィールドにおいてもなるべく植物を注意して観察し、虫の採れたものに関しては、一つ一つ写真を撮り同定作業も重ねて行なってきた。

しかし、これがけっこう骨が折れる。同定できればまだましだが、図鑑と見比べてもまったく判らないものも少なくないのだ。

まあ、今は覚えることが無尽蔵にあるため、地道に写真を撮り、そしてマメに図鑑を調べるという作業を淡々と続けていこうと思う。

あせっても仕方ないし、けっこう楽しい作業でもあるのだ。


2001.05.26 (Sat) ● 図鑑を新調

というわけで、新たに植物図鑑を2冊購入した。


2001.05.25 (Sun) ● 訂正の訂正...

「白い花」の訂正の訂正。

一昨日は「タムシバ(ニオイコブシ)」と書いたが、実はただの「コブシ」のようである。

花弁の直ぐ下に葉がある場合は「コブシ」で、無い場合が「タムシバ」とのことだ。

う〜〜ん、難しい...。

何度も訂正が入り申し訳ないが、それだけ紛らわしいものが多いということで、お許しいただきたい。


2001.05.28 (Mon) ● ボン・ボン・ボン

2週間ぶりに灯火採集をやってみたが、いまだ目ぼしい甲虫は飛来せず。

ボンに始まり、ボンに終わった...。

窓に卵産むなっちゅ〜の。


2001.05.29 (Tue) ● 茨城産カミキリ、白い花を求めて編

なんとか天気が持ちそうである。

カエデも終わってしまったこの季節、次なるターゲットは白い花に飛来するカミキリ達だ。

採集記 → 『ここ


2001.05.30 (Wed) ● 謎の甲虫

昨日の採集品の中にユニークな格好をした甲虫が混じっていた。

ハムシかオトシブミの仲間だとは思うのだが、手持ちの図鑑には載っておらず、いまだ名前が判らない...。

ご存知の方はご一報いただければ幸いです。

早くもメールにてご教授いただけました。

タカハシトゲゾウムシという甲虫とのことです。

[ Dinorhopala takahashii KONO ]

情報提供していただいた方に心より御礼申し上げます。


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