2001年度 採集記(茨城県 某所編 -1-)

茨城産ヒラタ

というわけで、行っときますか...。



2001.02.20 (Tue)

茨城県 某所

茨城県、ヒラタクワガタ発掘調査編

● どこへ行くか?

早くも、自力でヒラタを狙う機会が訪れた。それもホームグラウンドである茨城県での挑戦だ。そう考えただけで、心臓の内側から採集欲が噴出してくる。

でもどこへ行こうか?

ヒラタを採るのに手っ取り早い場所は、やはり河川敷であろう。普通の雑木林でも狙えないことはないのだろうが、茨城県内には無数の雑木林が存在しており、絞り込むことはなかなか難しい。雑木林での採り方を知らないド素人の私としては、少しでも確率の高いと思われる河川敷を選択したい。

幸いにも、昨年かなりの範囲を下見していたため、目指すべきポイントはすぐに決定することができた。その時はボーズで無駄足であったとしても、こういうときにその負の経験が役に立つ。

当該地のヒラタ情報はゼロであるが、類似した環境があるならば棲息してもおかしくない。茨城県全体を視野に入れれば、ヒラタの採集記録は知っているだけでもいくつか存在する。そんなに無謀なチャレンジでもないだろう。いずれにせよ駄目で元々、ボーズは毎度当たり前のこととして覚悟している。

あとは一昨日の鮮明な記憶に従い、見事ヒラタを掘り当てられたら超ラッキーということだ。

それでは、出発しよう。


● 到着

順調に常磐自動車道をクルージングし、目的地に無事到着した。

前回来たときには、かなりの下草が健在であったが、この冬の時期では見る影もない。

昨日に引き続き、気温は14度と汗ばむほど暖かい。

空は一面晴れ渡り、非常に清々しい。採集にはもってこいの天候だ。
早速、購入したてのスコップを携えブッシュに分け入った。


● ヤナギ

しばらくは、材を物色しつつ林内を彷徨う。

ここの植生は、ヤナギ、エノキ、クヌギ、コナラ、カシなどが適度に混在しているようである。雰囲気的には悪くない。

結構な距離を歩いたところで、ヤナギ中心のエリアにたどり着いた。

開けた場所であり、見通しはかなり良い。

とりあえず、ヤナギの立ち枯れを求め、詳細な探索を開始した。

ところが、思いのほか立ち枯れは少なく、なかなか良い材が見つからない。

20分ほど歩き回った末、やっとのことで、それなりの材に巡り合うことができた。

樹種はヤナギと思われるが、根元には枯れた葦などのブッシュが山のように積み重なっている。まずはこれらを払いのけ、ようやくスコップの出番となる。

間髪入れずに根元を掘っていくが、なんか土が異様に湿っぽい。握りしめれば水が滴り落ちるほどグチュグチュなのである。

このような土壌を反映してか、根の朽ち方も極めて多湿であった。これではクワガタ自体が期待できない。

終いには、積み上げた土の中から越冬中のサワガニやらヌマエビが出てくる始末。虫に関しては、ハサミムシとワラジムシ以外まったく出てこない。だめだこりゃ...。

場所を変えていろいろ掘ってみるも、どこも同じように土の湿度がかなり高い。一昨日の神奈川県の時は、半分ほど砂が混じった水はけの良い土壌であり、ここよりは数段乾いた状態であった。素人目に見てもかなりの違いがある。

う〜〜ん、さすがに厳しいか...。


● かろうじて...

大きく場所を変え、川から少し離れてみた。

目に付くところに適当な切り株があったので、根を追って掘り進んでみた。

先程よりも乾燥した土壌であり、期待が高まってくる。

ある程度根が露出したところで、オノを振ってみるが...。

どう見てもコクワとしか思えない幼虫が1頭のみ、ころっと転がり落ちた。

ああああ...。
まあ、カニやエビが出てくるよりましだが...。

雰囲気はいい場所なんだけどな〜。

まったくの期待外れ...。

もう一回駄目元で、川のすぐ脇を探索してみた。

別世界のようなススキの原野である。

数本の流木を発見し、割ってみたが結局なんの成果も得られなかった...。

残念。


● エピローグ

というわけで、本日は惨敗。

冒頭で「ボーズなど覚悟している」と偉そうなことを書いたが、やはりボーズは悲しいものがある。

ただ、実際に掘ってみて分かった唯一の成果は、ここは多湿すぎて駄目ということだ。

今日の惨敗を次回に生かしたい。


★★ 採集成績 ★★

コクワガタ 幼虫1頭



記載日:2001.02.20
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