2001年度 採集記(茨城県 某所編 -3-)

色づき始めた山

さて、超久しぶりの出撃である。

さすがに全くムシ採りをしないというのも体に悪い。やはり「息抜き」は必要だ。

そろそろ紅葉が始まっているとも聞いているので、それを見に行くだけでもリラックスできるだろう。

ただ、カミキリの新規開拓をやる気力はないので、いつものポイントへ小型種(クワガタ)を採りに行ってみることにした。



2001.10.23 (Tue)

茨城県 某所

   天気:晴れ
   気温:22.3 度
   湿度:51 %
   風力:3(軟風)
茨城産小型種、たまには息抜きせんと!編

● 天気が良い!

本日は、昨日の雨と打って変わって素晴らしい秋晴れ。

仕事の終了と同時に車へ乗り込んだが、車内の温度は34度を示しており、メラメラと蜃気楼のような影が地面に映っている。

ラジオの天気予報によると、なんと本日は「夏日」となるらしい。一気に季節が1〜2カ月逆戻りした陽気だ。

原田知世の「Summer Breeze」という最新のアルバムを聞きながら、ポイントへの道をゆっくりと流す。このアルバムは、先日職場の同期生が聞いていたものを気に入って衝動買いしたものだ。昔のイメージとは随分と異なる内容で、カバー曲ばかりなのだが、なかなか耳に優しい1枚だと思う。

さて、車窓から見えるフィールドの風景は随分と様変わりしているようだ。

黄色の花をつけた「セイタカアワダチソウ」。

独特の香りに包まれ、ハチが忙しなく飛び回っている。

カキも色づき始め、成熟の時を待っているといった感じだ。

う〜〜ん、秋まっただ中。

至る所が暖色系の色に染まっている。


● ブナ林

無事、ポイントへ到着した。

何カ月かぶりに見るブナ。

見る人が見れば、どの斜面なのか一発で判る場所でもある。

今回は一応「材採集」なので、1年ぶりにオノを奥の方から引っ張り出す。

しばらくやっていなかったこともあり、なんか違和感を感じる...。

やや強い風が吹き抜ける中、早速、笹藪へ身を投じた。

このポイントにおけるルリクワガタの採集は、まったく「思考」というものを要さない。

「犬も歩けばルリ材に当たる」という格言のごとく、適当に歩いて当たった材を削るだけだ。

というわけで、数分後、ルリ材にぶち当たった。

そんなに魅力的な材だったのか、というほど産卵痕がビッシリ刻まれている。

こりゃ、ルリが出ないわけがない。


お約束のように出てくる。

でも、うれしい。

「♪闇に隠れて生きる、俺達ゃ幼虫人間なのさ♪」という不気味な替え歌を歌いながら削り続けると...。

もう一丁!


っしゃ!、さすがは「ルリの園」。

その後も別の材から、太陽の光を眩しく反射しながら数頭のルリクワガタが転がり出てきた。

う〜〜ん、あっという間に飽きてしまった...。

次はツヤハダでも狙ってみるかと、赤枯れ材の物色を開始する。

何本目かの材から、やっとツヤハダの幼虫が出た。

しかし、肝心の成虫を割り出すには至らず...。

まあ、しょうがないか。

敢えて深追いはしなかった。

むむむ、さっきから気になっていたのだが、頭の上を10分おきぐらいに戦闘機が轟音をとどろかせて飛んでいく。

網を伸ばせば採れそうなほど、ものすごい低空飛行だ(機体に書かれた文字が読める)。

うるさいったらありゃしない...。

というわけで、ちょっと早いが、本日の採集は終了。

行きつけの温泉で日常の疲れをゆっくりと癒したのであった。


● エピローグ

久々にムシ採りをしてみたものの、このポイントでの小型種ではモチベーションが保てなくなってしまったようだ。

う〜〜ん、この冬の目標はどうしようか...。


★★ 採集成績 ★★

ルリクワガタ 6♂♂5♀♀


記載日:2001.10.23
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