2001年度 採集記(茨城県 カミキリ編 -13-)

晴れた!

ここ最近の関東地方は、なんともパッとしない曇天が続き、気分的にも憂うつであった。

先週の採集においても、ポイント近辺では低気温、厚い霧、そして雨と見事にトリプルパンチを喰らってしまった。

ところが、本日は一転して日照時間の多い日となり、やっと「夏らしい日」に戻ってくれた。窓の外を見ると、眩しいばかりの陽射しが地表に注がれており、それだけでも気分は高まる。

というわけで、ほのかな期待感を抱きつつポイントへ行くとしよう。



2001.08.14 (Tue)

茨城県 某所

   天気:晴れのち雨
   気温:24.2 度
   湿度:82 %
   風力:1(微風)
茨城産カミキリ、夏のブナ林編(4)
たった一人の「ネオ・ネキダリス狂騒曲」 最終章

● 今日は大丈夫だろう

今回は、先週行ったブナ林へもう一度足を運ぶ予定だ。

出発時の気温は34度、溢れんばかりの陽射しが照りつける「夏日」だ。

先週はポイント付近の悪天候に泣かされたが、さすがにこの条件なら大丈夫だろう。

頭の中の「やる気中枢」は大興奮状態だ。

では、出発しよう。

道中に咲き乱れる「ヒマワリ」も、久々の好天に満足げな面持ちだ。


● 標高を上げる

ミンミンゼミが激しく鳴き狂う中、いつもの道を走る。

お盆休みで車が多く、途中、予想外の渋滞に巻き込まれたが、先週とほぼ同じ時刻にポイントへ到着した。

気温も申し分ない。

早速、林道沿いの「リョウブ」を観察する。


● リョウブ

予想通り、リョウブはまだ健在だ。

しかしながら、ハチ、アブ、ハナムグリは見られるものの、カミキリムシは1頭たりとも見当たらない...。

高所の花房を網で掬ってみるも不発であった。

他のリョウブも多数掬ってみたが、どれも虚しい状況であり、シーズンの終了と判断せざるを得ない...。

シシウドに似た花もあったが、こちらも不発...。

今年はここに来るのが遅かった。

仕方ないので、林道沿いに放置されている伐採木やソダを観察することにした。


● だめだこりゃ... 

低速運転をしながら材を探し、随時伐採木をルッキングする。

ところが、急に気温が下がり始め、みるみる厚い雨雲に覆われてきた。

すごい速さで雲が流れている。

こりゃ、夕立がきそうだ。

と思ったのもつかの間、ものすごい「閃光」とともに、気絶せんばかりの「爆音」が轟く。そのタイムラグは限りなくゼロに近い。

どうも数十メートルほど先に「雷」が落ちたようである。

ひぇ〜〜〜〜。

そして、間髪入れずに強い雨が降り出す。

なんでやねん、どないなってんねん、なんでやねん、どないなってんねん...。

使い慣れない「似非関西弁」が思わず飛び出す。

あああああ、「やる気中枢」は一気に活動を停止し、「やる気メーター」がゼロを振りきってしまった...。


● 下山

しばらく待ってはみたものの、雨は一向に止む気配がない。

ここでの採集は厳しいだろう。

しかし、山を下りれば晴れているかもしれない。

一縷の望みにかけ、山を下りることにした。

が、どこまで行っても...。


● かろうじて

かなり麓の方まで戻ったところで雨は弱まってきた。

数本の針葉樹材を置いてある場所があったので、駄目元で見てみた。

おおおおっ!

う〜〜ん...。

ここから見ても


どこから見ても

アカハナカミキリ...。

[ Corymbia succedanea (LEWIS, 1879) ]

だめだこりゃ...。

結局、ここであきらめ退散するのであった。

ああああああ....。


● エピローグ

もうさすがにホームグラウンドでの夏虫採集は無理だろう。

本日をもって、2001年度、たった一人の「ネオ・ネキダリス狂騒曲」シリーズは終了ということにする。

というわけで、今後は秋の採集モードに切り換えようと思う。

今回も採集記でなくてすいません...。


★★ 採集成績 ★★

ボ〜ズ


記載日:2001.08.15
採集記(総目次)2001年度 採集記(目次)山梨県 カミキリ編 -1- へ続く....