2001年度 採集記(栃木県 カミキリ編 -4-)

寄り道

北関東出向の帰り道、ちょっとだけカミキリを探してみた。

今日は未採集種と出会えるだろうか?



2001.06.29 (Fri)

栃木県 某所

   天気:晴れ
   気温:35.5 度
   湿度:47 %
   風力:2(軽風)
栃木産カミキリ、超ミニ採集編

● 今日も真夏日

本当に梅雨は明けていないのか?

ここのところ、富みに「真夏日」が多い気がする。本日も文句のつけようのない「真夏日」となった。

外はめまいがするほど暑い。温度計を見ると、優に30度を超えているではないか。

さて、本日はかなり仕事が多いと事前に聞いていた。いやだな〜〜と思いながら職場へ着いてみると、案の定その通りに多かった...。

しかしながら、それなりの覚悟を決めて仕事に取り組んだため、予想よりも若干早く終わらせることができた。

というわけで、いつものポイント付近を流してみることに。


● 第一ポイント

まずは、巡回ルートの一番最初にあるポイント。

畑のすぐ脇に雑木林があるので、いつも立ち寄ることにしているのだ。

ちなみに、今までここでカミキリを採ったことはない。

今日もボーズを喰らってしまうのだろうか?

とりあえず、ゆっくり歩きながら植物を観察していく。

ん?、ヌルデの葉上に何かいるぞ。

なんと、アカハナカミキリ。

ヌルデに付くとは聞いたことがないので、たまたま停まっていただけかもしれない。

盛夏に大発生し、うんざりさせられるカミキリでもある。


別の角度からもう一枚。

こんなに丁寧に扱われるのも今のうちだけだろう。

[ Corymbia succedanea (LEWIS, 1879) ]

一応、ヨツキボシカミキリを探してみたが1頭もいなかった。

まあ、こんな排気ガスの思いっきりかかる国道沿いじゃ無理もないか...。

というわけで、移動する。


● 第二ポイント

数分で次のポイントへ到着。

ここもまた、雑木林に面した休畑である。

虫よけスプレーを体中に吹きかけた後、デジカメだけを持って畑縁のルッキングを開始する。

様々な種類の植物があるのだが、よく見てみるとハムシ、コガネムシ、テントウムシ、ゾウムシなどの甲虫がせわしなく活動しているようだ。

しかし、カミキリムシの姿はない...。

どんどん先へ進んでいくも、しょぼいムシばかりである。

と思った矢先、グリーンのカーテンを押し開くごとく、奥の方から登場してくるやつがいた。

ゴマダラカミキリ。

かなりポピュラーな種類であり、ほとんどの方が一度は見たことのあるカミキリなのではないだろうか。

本当にカミキリムシらしい。

[ Anoplophora malasiaca (THOMSON, 1865) ]

こんな葉に付いていたのだが、今のところ同定できていない。

同じ植物から、もう1頭ゴマダラを採集することができた。

ここで、林内へ続く細い道を見つけたので、ちょっと入ってみることにした。

林内へ入るとやや薄暗くなり、あまり雰囲気は良くない。道沿いに生える植物は、ヌルデ、コウゾ、クリ、コナラなどが中心のようだ。

とりあえず、ざ〜〜っと見てみたが、何もいそうにないので一端引き返す。

そして、これは食べられるのかな〜?、とコウゾ(クワ科)の木に実るイチゴに似た果実を見ていると...。

おおおっ!


クワ


カミ


キリ

[ Apriona japonica THOMSON, 1878 ]

ガリガリと生木の枝を噛っている(音が聞こえるほど力強い)。

シーズンインして以来、小さなカミキリばかり相手にしてきたので異様にデカく感じる。

大きなカミキリもなかなか貫録があっていいものである。

しばし観察したのち、ポイントを後にした。

かなり短いが、今日はここまでで終了。


● エピローグ

普通種のみの採集であったが、大型カミキリの登場でいよいよ夏らしくなってきた。

そろそろ、この夏の大目標に向かって準備を進めたいと思う。


★★ 採集成績 ★★

ゴマダラカミキリ  2 exs.
[ Anoplophora malasiaca (THOMSON, 1865) ]

アカハナカミキリ  1 ex.
[ Corymbia succedanea (LEWIS, 1879) ]

クワカミキリ  1 ex.
[ Apriona japonica THOMSON, 1878 ]


記載日:2001.06.29
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