日々の甲虫雑感(2002年 4月・上旬)

さあ、4月だ!

3月中は何かと慌ただしい日々が続き、なかなか採集へ時間を割けなかったのだが、ようやく一段落した。

さあ、ゆっくりとスタートを切ろう。


2002.04.01 (Mon)
● 春の予定 

さて、本日で重要な仕事が本当に一段落した。

明日は久しぶりに「採集」をする予定である。特に採るターゲットは決めていないが、体に溜まったストレスという「灰汁(あく)」をフィールドで抜いてくる必要がある。

また、しばらくポイントへ行っていなかったので、どんな状態になっているのかも楽しみだ。

4月、5月は定期的に採集へ行くつもりであり、久々に採集記を書きまくろうと思う。

まあ、いくらエイプリルフールとは言え、それがウソにならないよう頑張ろう。


2002.04.02 (Tue)
● 茨城県 カミキリ編 -5-

約1ヶ月ぶりの採集。

今回はポイントの状況を把握するため、リハビリを兼ねた出撃である。

ムシ達は出てきているだろうか?

採集記 → 『ここ


2002.04.03 (Wed)
● 春にキノコ

今までに何回か書いたかもしれないが、私は大のキノコ好き。

シイタケ、マイタケ、シメジ、ヒラタケなどなど、好きさ加減では甲虫に負けない自信がある。

もっとも、だからといって秋の山で「キノコ狩り」をするほどの知識と勇気はない...。

できれば、この方面の知識も蓄え、ベテランの方に同行して秋の山の幸をいつかは堪能してみたいものである。

これは、昨日の採集で見つけたシイタケ(椎茸)。

まあ、このぐらいは判別がつく。

いわゆる「ホダ木」に生えていたものだ。

椎茸栽培のことは詳しく知らないが、こんな早春に立派なキノコを見かけるとは思いもよらなかった。

ちなみに、鼻にできるポリープは「鼻茸」と呼ばれる...。

食べないけどね。


2002.04.04 (Thu)
● エサキキンヘリタマムシ

午前中に「スギリン」さんのエサキキンヘリタマムシ採集記を読んで突然採集意欲に火がついてしまった。もちろん、今までに何度も拝見させていただいていたのだが、どういうわけか今日は燃えた。

エサキキンヘリタマムシはなんと美しいのだろう。ほのかに赤と緑を帯び、全体に金粉をまぶしたような神々しい色彩を放つ。まるで古の時代における「公家の宝物」のようなムシだ。

ハルニレで採れるらしいので、今年は要チェックである。

それはそうと、日本産の昆虫には「雅(みやび)」な雰囲気を持つものが少なくない。たとえ一見派手でも、通常はどことなく控えめで小粒でありイヤミがない。赤道直下の熱帯雨林などに生息する大型で原色調のド派手なムシとは、明らかに一線を画すると思う。

日本に生息するムシの色彩は、まるで日本人の国民性を反映しているかのような色彩ともとれる。

今はそんなムシたちに会いたくてならない。


2002.04.05 (Fri)
● 出張

本日から神戸へ出張だ。

ただ、今回は1泊2日という短い日程なため、採集をする余裕はないだろう...。


2002.04.06 (Sat)
● 帰京

というわけで、あっという間に東京へ戻ってきてしまった。

採集はできなかったものの、昨晩は宴を開いていただき、大変楽しい時間を過ごすことができた。

関西の虫友に心より感謝。


2002.04.07 (Sun)
● 日本アニメの底力

本日は「千と千尋の神隠し」というアニメを映画館で観た。

大人でも楽しめる内容であり、単に「アニメ」と一言で片づけられる作品ではなかった。

何より感心したのは、自然の風景、とりわけ「風」「木々のざわめき」「水流」「雲」といった自然現象や生物の描写がとてもアニメとは思えないほど素晴らしかったことだ。実写に負けない描写力である。音響の良さも相俟って、映画の風景の中に自分もいるような錯覚に陥ってしまう。

作者たちが、いかに自然というものをつぶさに観察し、よく理解したうえで作っているということだろう。

う〜〜ん、採集記を書く際に参考となることが多かったが、とても真似できるとは思えない...。


2002.04.08 (Mon)
● 羽化

先日、栃木の林道から持ち帰った広葉樹材(樹種不明)からカミキリムシが羽化した。

色がまだ薄いためちゃんと同定はできないが、おそらく普通種だろう。

う〜〜ん、でもちょっと感動。

「メタモルフォーゼの妙」といったところか。


2002.04.09 (Tue)
● 茨城県 カミキリ編 -6-

先週とは違うポイントを「ジャブ」程度にルッキング。

とにかくフィールドへ出てみようと思う。

採集記 → 『ここ


2002.04.10 (Wed)
● 遠征

ということで、明日から4泊5日の日程で、相棒と遠征採集へ行ってきます。

しばらく更新できませんがご了承ください。

私にとっては初の海外採集となりますが、あまたのムシ屋を熱狂させたという「ボルネオ」をこの目で確かめてきたいと思います。

それでは、帰国後の採集記をお待ちください。

● 昨日の採集品

昨日の採集行にて唯一得られたカミキリムシについて、同定ミスの可能性があります。

採集記上は「チビハナカミキリ」としましたが、「ミヤマルリハナカミキリ」かもしれません。

出国前には再同定し、ミスであれば訂正します。

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その後、再同定の結果、「ミヤマルリハナカミキリ」と判明しました。

訂正してお詫びします。


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