日々の甲虫雑感(2002年 2月・上旬)

風邪

例年、大抵一冬に一回は風邪を引くのだが、この冬はまったくの風邪知らず。

おそらく、昨年の11月末にインフルエンザの予防接種を受けたことが功を奏しているのだろう。

それにしても、風邪を引かないというのは精神的にも肉体的にも本当に楽なものである。高熱や関節痛で辛い思いをすることもなければ、スケジュールの狂いも生じない。

これだけの効果があるならば、少々の出費には目をつぶって、毎年受けることにしよう。


2002.02.01 (Fri)
● あと3カ月 

さて、2月に突入した。

春物のムシが出てくるまで、おおむねあと3カ月の我慢だ。

考えようによっては短くも長くも感じられる時間だが、できる限り無駄にはしたくない。

さあ、この3カ月をどうやって過ごそうか...。


2002.02.02 (Sat)
● 白いビデオテープ 

部屋の片づけをしている際、昔撮りためた競馬のビデオが多数出てきたので、久しぶりに見てみようと思い、1本のテープをケースから取りだしてみた。

すると、黒いはずのテープがなぜか真っ白だ。

目を近づけてみて全身に鳥肌が走る。なんと、テープの隅から隅までカビが生えているではないか。まるでスキー場の樹氷のようになっている...。

なにもビデオに生えなくてもよかろうに。

ビデオっておいしいの? >カビ


2002.02.03 (Sun)
● 勉強会 

本日はせっかくの日曜日だが、仕事関係の勉強会へ出席した。

まあ、1日中冷たい雨が降っていたため、逆にこういう日に重なってラッキーだったかもしれない。

勉強会のほうも、それなりの収穫が得られ、まずまずの日曜日であった。


2002.02.04 (Mon)
● カミキリムシの材採 

これまではあまり視野に入れていなかったのだが、この冬はカミキリムシの材採集にも少し手を出してみようかと思っている。

春先に出てくるカミキリムシはルリクワガタ等と同様に、この時期の材割りにて成虫を得ることができる。

もちろん、カミキリの種類に比例するようにホストの樹木も多岐にわたり、それなりの知識と経験を要する採集である。したがって、私にどこまでできるかどうか疑問だが、とりあえず挑戦だけはしてみようと思う。

いずれにしても、現在はスケジュール的にあまり出撃できない状況なため、採集記は中途半端なものになってしまうかもしれない。


2002.02.05 (Tue)
● 茨城県 カミキリ編 -1-

今年初のカミキリ採集行。

本日は材採集を試みようと思うのだが、正直、何から手を付けてよいか迷ってしまう。

一体どうなることやら...。

採集記 → 『ここ


2002.02.06 (Wed)
● 5ならび

車の走行距離が5ならびに。

縁起がいいかどうかは不明。

まあ、これを撮るために、往来の激しい道路の路肩にいちいち車を停める私も私だ...。

それはそうと、風邪を引いた。

症状(激しい咳、高熱、関節痛)からは明らかにインフルエンザであり、冒頭で「この冬はまったくの風邪知らず」なんて言わなきゃよかった...。

結局、例年と変わらないじゃないか。

もう、予防接種なんか受けないぞ。


2002.02.07 (Thu)
● 半分復活 

ようやくインフルエンザの山は乗り越えたようだ。

なんとか普通に生活できるようになった。ご心配をおかけし申し訳ない。

実は「リレンザ」という2000年末から発売となったインフルエンザ感染症に対する吸入型の特効薬(抗ウイルス薬)があり、ここぞとばかりに使ってみたかったのだが、結局、発症から時間が経ちすぎてしまったため、今回はもったいないということで使わなかった。

この新薬はインフルエンザウイルスの活動を強力に阻害する作用を持ち、さらにA型・B型両方のタイプに効果があるというのだから驚きだ。

ちなみに、リレンザは市販薬ではないため、病院で処方してもらう必要がある。

とりあえず、この薬の悪い評判は聞かないので、次回のインフルエンザ罹患(りかん)の時こそは、その効果を試してみたいものだ。

まあ、さすがに来年のこの時期までは罹らないと思うけど...。


2002.02.08 (Fri)
● 酸欠 

私は普段タバコを吸っているが、ここ数日は風邪を引いていたため、ほぼ禁煙状態だった。少なくとも、とても吸う気にはなれなかった。

風邪を引いている最中は鼻閉のため、食べ物の味が分からないという現象に遭遇するが、タバコの味に関しても変化が生じる。

もっとも、タバコの場合は味がなくなるということはなく、「うえええぇ、こんな不味いもんだったっけ?、こりゃ体に悪いぞ....」と嫌悪感が先に出て、それがニコチン欲求をはるかに上回るようになるということだ(私の場合)。

ということで、これを機に「ニコチン」という悪魔とのつきあいをキッパリと断ち、一生禁煙するぞと息巻いていたのだが、「嫌煙家」でいられたのは最初の2日だけ...。体力の回復とともにその決心は根底から崩れてしまった...。

まあ、これ以上は自分の意志の脆弱さを暴露するだけなのでやめておこう...。

さて、この前やっていたNHKの番組によれば、1日に20本の喫煙をする人は標高1300メートルだったか1500メートルだったかの高地で生活しているのと同じ「酸欠状態」にあるらしい。

酸欠であるということは、体はより酸素を取り込もうとして赤血球を増加させるため、人によっては「赤血球増多症」と呼ばれる状態になる。要するに、血が濃くなるということだ(いわゆるドロドロ血)。

そうなると、末梢での血流速度が低下するため血液は凝固しやすくなり、延いては脳梗塞や心筋梗塞などの一因になるのである。

もちろん、慢性的な酸欠状態に置かれなければ問題はないと思うが、私の場合は慢性も慢性である。実際に普通の人より赤血球数がかなり多い。それゆえ、血を薄めようとする体の働きで、水分を人より多く摂っている状態である。

最近はこの年にもかかわらず、いつ大事な血管が詰まるかという「スリル」さえ感じるようになってきた...。

まあ、個人的には肺癌で死ぬほど苦しんで死ぬよりは、血管系の病気になって一瞬にしてあの世へ行ってしまったほうが良い気もするのだが...。

う〜〜ん...。

もうしばらく頑張ってみようかなぁ、禁煙。


2002.02.09 (Sat)
● 修正 

私の採集したカミキリムシの同定に関し、ある読者の方からいくつか指摘があったことは、前にもこの日記で触れたかもしれない。

非常に親切かつ丁寧に、新分類のことや同定ポイントをお教えいただき、深く感謝しています。ありがとうございました。

やろうやろうと思っていてなかなかできなかったのだが、本日は時間に余裕があったので、いくつかの修正を行った。

1)ニセハイイロハナカミキリ → ホンドハイイロハナカミキリ

1994年に大陸〜対馬産と本土産は違う種であるとして、対馬産がニセハイイロハナカミキリ、本州・四国・九州産が新種ホンドハイイロハナカミキリと記載されているため、本HPにおいても正しておくことにした。

[ Rhagium femorale N.OBAYASHI, 1994 ]

2)カクムネヒメハナカミキリ → ブービエヒメハナカミキリ

日本産カミキリ大図鑑発刊の後、変更となっている。その経緯はシノニムのリストなどが手元にないため不明...。

3)チビコブカミキリ → ヘリグロチビコブカミキリ

最近になって大幅に整理されたとのこと。詳細は月刊むし366号に掲載されている。

[ Miccolamia Isomiccolamia takakuwai HASEGAWA et N.OBAYASHI, 2001 ]

とりあえずは以上の3種のみ。修正個所が多岐にわたり、けっこう大変な作業となるため、今後も少しずつ修正をしていく予定である。


2002.02.10 (Sun)
● 修正(2) 

昨日に引き続き、本日もカミキリムシの同定に関する修正を行った。

1)フタモンアラゲカミキリ → フタオビアラゲカミキリ

これは単なる同定ミスであった。

[ Arhopaloscelis bifasciatus (KRAATZ, 1879) ]

2)ミヤマホソハナカミキリ → ハコネホソハナカミキリ

これも単なる同定ミス。

[ Idiostrangalia hakonensis (MATSUSHITA, 1933) ]

3)カンボウトラカミキリ → フトオビカンボウトラカミキリ

日本産カミキリムシ検索図説に従い、対馬産基亜種であるカンボウトラを、本土産亜種であるフトオビカンボウトラへ修正した。

[ Hayashiclytus acutivittis inscriptus (BATES, 1884) ]

4)アオバホソハナカミキリ → ホンドアオバホソハナカミキリ

この種も検索図説に従い、対馬産基亜種であるアオバホソハナを、本土産亜種であるホンドアオバホソハナへ修正した。

[ Strangalomorpha tenuis aenescens BATES, 1884 ]

あといくつか確認項目を残しているが、これらは少々時間がかかりそうだ。


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