日々の甲虫雑感(2002年 6月・上旬)

正念場

ここ数日、この夏の目標をいろいろと考えていたのだが、ようやくターゲットを絞り込んだ。

ムシ採りをやっていると、とことん痛感することだが、シーズンというものは本当に短い。1シーズンで狙えるカミキリムシの種類は、そう欲張れるものではないだろう。

結局、2種類のカミキリムシに決めたので、それに向かって頑張ってみようと思う。

さあ、これからが正念場だ。


2002.06.01 (Sat)
● 神奈川県 カミキリ編 -1-

相互リンクをさせていただいている「びおすけさん」との採集行。

手軽に近場のポイントを攻めてきた。

採集記 → 『ここ


2002.06.02 (Sun)
● 群馬県 カミキリ編 -1-

下見のための出撃。

とりあえず、天気はすこぶる良いのだが...。

採集記 → 『ここ


2002.06.03 (Mon)

● 一応...

昨日の採集記をアップします。

ただ、内容はしょぼいです...。

● 初灯火@茨城

6月に入ったこともあり、今晩から茨城県での灯火採集を始めることにする。

初回である今回、残念ながらカミキリムシはヌル...。

飛来した主な甲虫は、コガネムシ、ジョウカイボン、カミキリモドキ、テントウムシであった。

データ:天気 晴れ、時間 19:00〜23:00、気温 17.6度、湿度 58.9%


2002.06.04 (Tue)
● 茨城県 カミキリ編 -13-

群馬での惨敗がボディーブローのごとく体に響くが、気を取り直して出撃してみた。

先週ベーツヤサカミキリを採集した林道だが、今日は新たな出会いがあるだろうか?

採集記 → 『ここ

● 訂正

一昨日の群馬採集行にて誤同定があったため訂正します。

チチブニセリンゴカミキリ→ブロイニングカミキリです。

ご指摘ありがとうございました。


2002.06.05 (Wed)
● オトシブミ

そういえば、昨日の採集記@茨城にて紹介し忘れた甲虫があった。

帰りがけ、「カキ」の葉上に静止していたオトシブミ。

木の葉で「揺籃(ようらん)」、つまり幼虫成育のための「ゆりかご」を作る甲虫として有名である。

[ Apoderusjekelii ROELOFS, 1874 ]

この種類は「オトシブミ」という名前であり、〜オトシブミなどと頭に何もつかない。

オトシブミやチョッキリの仲間は、綺麗な種類が多く、標本にしても見栄えがいい。

というわけで、最近はこっそりと採集しているのである。

● 訂正

随分昔の採集記になりますが、コメツキムシの同定に誤りがあったため訂正します。

これは、2001.05.04 に奥多摩へカミキリムシを採集しに行った際、カエデのスイーピングによって得られたコメツキムシ。

当時の同定では、ヒメクロツヤハダコメツキとしていましたが、正確にはキンムネヒメカネコメツキでした。
[ Kibunea ignicollis LEWIS ]

ご指摘ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

その他、ヒメハナカミキリ属(ピドニア)も、いくつか再同定中です。


2002.06.06 (Thu)
● 樹種判明、訂正もろもろ

まずは、一昨日の茨城採集行における「ムネマダラトラカミキリ」が飛来した立ち枯れの樹種が判明した。

結局、「リョウブ」であった。


図鑑には記載されていないものの、リョウブはムネマダラトラカミキリが好んで飛来する樹種のようだ。

ちなみに、新鮮な伐採木が狙い目とのことである。

次に、誤同定を訂正した。

1)2002.06.09 採集:ヨコモンヒメハナカミキリ→オヤマヒメハナカミキリの♀

2)2002.07.20 採集:ムネアカヨコモンヒメハナカミキリ→オヤマヒメハナカミキリの♂

 → カミキリ採集の軌跡(該当ページ)

ご指摘いただいた方々に御礼申し上げます。


2002.06.07 (Fri)
● カミキリサロンへ

昨晩、東京は上野にある「カミキリサロン」へお邪魔させていただいた。

毎週木曜日にカミキリムシ愛好家らが集う、長い歴史のあるサロンだ。それこそ、私が生まれる前からあるのではないだろうか。

この日も有名な露木先生をはじめ、10名近い大ベテランの方々と実際にお会いし、お話をさせていただくことができた。

今回は私のボルネオ採集品を見ていただき、初対面にもかかわらず、いろいろと名前や属の背景などを親切に教えていただいた。大変勉強になったことは言うまでもない。

さすがは歴戦の方々だけあって、次々と「これは○○で、どんな場所で採れるし、あの島にも同じのがいる」「この♂は、灯火にはなかなか来ないけどよく採れたねぇ」「これの紋は、今まで採れているものとちょっと違うねぇ」などなど、溢れんばかりの知識や経験談が「滝のように」私の耳に流れ込んできた。

残念ながら所要で中座してしまったが、今後も面白いものが採集できたときや、ムシに関して分からないことがあったらお邪魔させていただきたいと思う。

いずれにしても、無邪気な笑顔を浮かべながらムシのことを話し合っている姿が印象的であった。

本当にありがとうございました。


2002.06.08 (Sat)
● ぐっと我慢...

この週末はぐっと我慢。

黙々と仕事をこなそうと思う。


2002.06.09 (Sun)
● すごい!

仕事のため、どこにも外出しなかった。

当然、夜はW杯を見たのだが、久々にスポーツ観戦で興奮させていただいた。

う〜〜ん、今回の日本は強いぞ。


2002.06.10 (Mon)

● 驚き

シーズンに入ったためか、このところメールをいただくことが多くなった。

カミキリムシに関する質問がほとんどなのだが、世の中、カミキリムシに興味を持つ人がこれほどまでにいるとは、正直、驚きである。

当然、知識や経験不足で私には答えられない内容もあり、お役に立てない場合もしばしばだが、反響があるということは本当に励みになる。

こんなHPですが、今後もご贔屓にしていただけたら幸いです。

● 灯火@茨城(2)

先週に引き続き、今晩も灯火採集を試みた。

で、少ないながら、ようやくカミキリムシをゲットすることができたので、記録として日記に書いておく。

ちなみに、昨年は6月4日がカミキリムシ飛来の初日であった。

これは最初に飛来したマルモンサビカミキリ。

未採集種である。

2頭ゲット。

[ Pterolophia angusta (BATES, 1873) ]

灯火の常連、クロカミキリが1頭。

[ Spondylis buprestoides (LINNAEUS, 1758) ]

そして、茨城灯火では2年ぶりのハイイロヤハズカミキリが1頭。

[ Niphona furcata (BATES, 1873) ]

あとは、アトモンマルケシカミキリが2頭。

整理すると「4種6頭」ということになり、この時期この場所におけるそれなりの結果が得られた。

その他、飛来していた甲虫は、コクワガタ、コガネムシ、コメツキムシ、カミキリモドキ、ジョウカイボン、テントウムシ、ゴミムシ、ハネカクシ、ハムシといったところであった。

データ:天気 晴れ、時間 19:00〜24:00、気温 18.4度、湿度 48.6%


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