日々の甲虫雑感(2002年 3月・上旬)

春よ

「♪ 春よ〜、遠き春よ〜、まぶた〜 閉じれ〜ば そこに〜 ♪」

この時期になると必ず思い出す歌だ。決して、柏原芳恵の歌を思い出してはならない...。

↑ ちょっと意味不明?

というわけで、暦の上ではもう「春」。

ムシたちも材の中や地面の下で、出たくて「うずうず」しているだろう。

私もそんなムシたちを見たくて、そして採りたくて「うずうず」している。

あと1カ月で、採集@るどるふ版「ノンストップ・パワープレー」の始まりだ。


2002.03.01 (Fri)
● 癒し系の配色 

HPのデザインを勉強する意味で「配色」のことを調べていたのだが、その中で目にとまった配色が1パターンあった。

それは「癒しの効果」を持つ配色なのだそうだが、あるものの色彩パターンにそっくりだ。

どこかで見覚えはないだろうか?

そう、これはブナ林のパターンに極めて類似していると思うのである。

向かって左側から「葉」→「ブナの木肌」→「地面」あるいは「その他の樹木の木肌」ということになる。

う〜〜ん、納得。


2002.03.02 (Sat)
● ルッキング 

本日は神奈川県のポイント探索(ルッキング中心)を行ってきた。

最初はカミキリ関係にて「ヤビツ峠」付近、そして最後はヒラタ実績のある河川敷だ。

丹沢方面の道沿い(低標高地)では、「梅」や「菜の花」が咲き誇っていた。

早くも春の雰囲気を随所にて感じることができた。


一方、こちらは河川敷。

ちょっとだけスコップで掘ってみたが、すべてスカであった...。

相変わらずヒラタには縁がない。

しっかし、今日は暖かかったなぁ。


2002.03.03 (Sun)
● 網関係を新調 

本日は網のシャフトを新調しに、中野の「むし社」と新宿の「上州屋」へ出かけた。

まず、むし社にて「ジョイント金具」を購入し、その足で上州屋へ行って磯釣り用のカーボン製「タモ網(6.3メートル)」を入手した。

むし社では、ビーティングネットも購入しておいた。

これで春から始まるスイーピング&ビーティング採集の準備は万端である。

そのうち、これらのセットを写真付きで紹介したいと思う。


2002.03.04 (Mon)
● 小道具 

小型昆虫を採集現場にて撮影する際、私は基本的にストロボを使用せず自然光にまかせることが多いが、光量が不足し虫体の発色が忠実に再現できない場合がままある。加えて、例外なくシャッタースピードが遅いため、手ぶれも馬鹿にならない。

当然、ストロボを発光させることが一つの解決法となるが、接写時には被写体へ極限まで近寄っているため、今度は逆に光量オーバー、あるいはムシとストロボの位置関係から光が当たらないという事態が生じてしまう。

昆虫撮影時のライティングは、毎度のことながら苦労が絶えない...。

かと言って、私の場合は「探す&採る」という作業の比重が大きいため、外付けストロボや三脚など、かさ張る道具を持ち運ぶのはまっぴらごめんだ。

ということで、写真のような簡易「レフ板」を購入してみた。

折りたたみ可能なコンパクトな一品である。

これを使用することで、どれだけ写真の質が向上するかは未知数だが、とりあえず使ってみようと思う。

写真付きで採集記を公開している以上、できるだけ現物に忠実な「説得力」のある画像をお届けしたい。


2002.03.05 (Tue)
● 茨城県 カミキリ編 -4-

今週から新たなターゲットの探索を開始する。

今度は「ヤマブドウ」なカミキリムシを選んでみた。

さあ、感動的な出会いがあるだろうか?

採集記 → 『ここ


2002.03.06 (Wed)
● 本当にヤマブドウだったのか? 

昨日持ち帰った材を図鑑と照らし合わせて調べてみた。

すると、タラノキは正解(幼虫はセンノキカミキリ?)のようだが、ヤマブドウと思い込んでいた材は、実は「フジ(マメ科)」に似ていた。

どうにも、表面の様子がヤマブドウのものとは異なるのである。ただ、一番最初に発見した「蛾の抜け殻」が入っていたものは、ヤマブドウと思われる。

仮に「フジ」だとすると中に入っている幼虫は、トガリシロオビサビカミキリの可能性が高い。けっこう地味な種類である。

う〜〜ん、「ヤマブドウな午後」なんていうタイトルを付けてしまったが、「フジな午後」だったかもしれない...。

一からの出直しが必要だ。


2002.03.07 (Thu)
● 桜の開花予想 

一昨日、気象庁から「桜(ソメイヨシノ)の開花予想」が発表された。

それによると、今年は桜の開花時期が例年に比し早まるようだ。東京においても、今月下旬に満開を迎え、4月には散ってしまうというのだから驚きだ。

う〜〜ん、暖かくなるのが早まるのは一向に構わないが、昨年のごとく空梅雨で夏が前倒しに早く終わってしまうのだけは勘弁してもらいたい。予定が立てづらくてしょうがない。

ムシ採りのことを考えると、可能なかぎり平年並の春〜夏であって欲しい。


2002.03.08 (Fri)
● 4コマ採集記@栃木県 

30分だけの採集なので、4コマで済ますことにする。

ある林道を歩いていると、地面に落ちている材(樹種不明)を発見。

脱出孔がいくつか開いているので、思わず「むしる」。

材はそこそこ柔らかい。


うむむ、カミキリの幼虫だ。

何カミキリだろう?

さらにむしっていくと...。


おおおっ!、成虫じゃないか。

やったぞ!!


.....、ゴマフカミキリ(死骸)。

以上、手抜きですいません...。

※ 他に数種の材を持ち帰る。


2002.03.09 (Sat)
● 結論(と思う) 

さて、ある方から丁寧な解説メールをいただき、採集記「ヤマブドウな午後」の回に掲載した植物が大方判明した。

まず、これは「葛(クズ)」のようだ。

「葛きり(食べ物)」や「葛根湯(漢方薬)」などの原料であり、籠(かご)細工の材料ともなる植物である。

入っていた幼虫に関しては、現在種類を調査中(事前に判明しない可能性大...)。


そして、これは予想通りタラノキ。

中にいたカミキリムシの幼虫は、センノキカミキリでOKだろう。

ということで、私の採集記のタイトルは「クズ(屑?)な午後」がピッタリか...。


2002.03.10 (Sun)
● 投稿写真 

面白い写真が届いたので紹介する。

とあるマンションの壁に、巨大なカブトムシが...。

ここは東京の合羽橋にある「料理のサンプル」を作っている店舗らしい。

が、これで驚いてはいけない。


マンションの柱には、こんなオブジェまで...。

きっと、カブトムシが心底好きなのだろう。

本業のテクニックが存分に活かされた作品だ。

機会があれば、現地まで見に行ってみようと思う。


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