2002年度 採集記(茨城県 カミキリ編 -32-)

ミニ採集

本日は所用があるため、トラップ@コブヤハズを確認しに行く時間がない...。

というわけで、先月タテジマカミキリを採集したポイントへ再び足を運んでみた。

果たして、彼らは健在だろうか?

う〜〜ん、楽しみだ。



2002.10.09 (Wed)

茨城県 某所

   天気:曇り
   気温:21.2 度
   湿度:69.5 %
   風力:1
茨城産カミキリ、タテジマを浴びる 編

● まったりとポイントへ

午前中は雨模様であったが、昼を境に止んでしまった。

う〜〜ん、なんとなくいい予感。

本日は夕方から用事があるのだが、その前にタテジマカミキリのポイントをもう少し深くえぐっておこうと思う。

ということで、出発。

「SPEED」のCDを聞きながら、まったりと高速を走る。

う〜〜む、こうしている間にも私の体を無数の「ニュートリノ」が通り抜けているんだなぁ...、と意味も脈絡もなく感心...。

で、ポイントへ到着した後、件のカクレミノへゆっくりと向かう。

おおおお、見えてきた!

雨でぬかるんだ斜面を恐る恐る降りていくと...。

わ〜〜お!


わ〜〜お!!

[ Aulaconotus pachypezoides THOMSON, 1864 ]

1分もしないうちに、2頭のタテジマカミキリと出会うことができた。

少し角度を変えて眺めてみると...。

げげ、「鈴なり」じゃないか...。

う〜〜ん、前回よりも明らかに個体数が多い。

とりあえずは採集せずに、別のカクレミノを見てみることにした。

むむむ、怪しいシルエット...。


やはり...。

が、ベストショットを撮ろうと一歩近づいた瞬間に落ちてしまった...。

ナイスですね〜。

この個体は「本日確かに居た」という証拠として採集。

さて、上の方を眺めていると、何やら枝の上をゆっくり動く影が見えた。

逆光で見難いため、反対側へ回ってみる。

おおおお、あれもタテジマ君だ。

動いている個体は初めて目撃するので、しばらく観察してみることにした。

30分ほど見た範囲においては、前後にゆっくり移動しつつ枝を齧るという行動をひたすら続けていた。

これが後食活動なのだろうか?

手の届く範囲にも齧られた痕跡はたくさん見られる。


そして、これが越冬する時に体を埋める「ボート状」の溝なんだろうか。

同じくあちこちに認められる。

それにしても、確認したカクレミノのすべてにタテジマカミキリが着いている状態である。

この辺で、もう一ケ所のカクレミノポイントへ移動する。

う〜〜ん、


一体、


何頭、


いるのだろうか?

明らかに「大爆発」状態。

いずれの場合も、直線的で柔らかそうな枝先にしがみついていることがほとんどだ。

根元の方や、強く曲がった枝にはまったく着いていない。

ということで、タテジマカミキリの確認はここで終了。

まだ少し時間があるので、茨城で未採集のケブカヒラタカミキリ(ノトリナ)を本気で探してみることにした。

比較的太いアカマツには、このように径数ミリの羽脱孔が多数認められ、雰囲気はムンムンなのだが、ノトリナの姿はないようである...。


けっこうたくさんのアカマツを見て回ったものの、目ぼしい甲虫はこのアリモドキカッコウムシのみ...。

ふ〜〜む、ホストさえあれば良いというものでもなさそうだ。

[ Thanasimus lewisi JACOBSON ]

樹液だらだらのモミを発見した段階でタイムリミット...。


また来週...。


● エピローグ

短い時間であったが、なかなか貴重な体験をさせていただいた。

なんだかんだで、20頭以上はいたのではないだろうか。

今後どうなっていくのかを定期的に確認したいと思う。

う〜〜ん、楽しかった。


★★ 採集成績 ★★

タテジマカミキリ  1 ex.
[ Aulaconotus pachypezoides THOMSON, 1864 ]

総計:1 種 1 頭

アリモドキカッコウムシ 1 ex.
[ Thanasimus lewisi JACOBSON ]


記載日:2002.10.10
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