2002年度 採集記(山梨県 カミキリ編 -1-)
2002.05.04 (Sat)

山梨県 某所

   天気:曇りのち雨
   気温:13.0 度
   風力:2(軟風)
● 名ポイント

小一時間のドライブの後、ポイントの「るつぼ」へ到着した。

そこそこ名の知られたポイントなのだそうだが、実際はどうだろうか?

植生は文句なし。

新芽もそこそこ開いているようだ。

ビーティングネットを片手に枝道へ入ってみる。

新芽の開き具合はこの程度。

いくつか叩いてみるも、何も落ちてこない。


この小さな黄色い花には、アブとアリしか来ていない...。

帰宅後の鑑定では、クロモジ属「シロモジ」という植物らしいのだが、ギャグだろうか?

シロクロはっきりしてほしい。


これは垂れ下がるように咲く黄色い花。

ここにも甲虫の飛来している様子はない...。


紛らわしいやつ...。


見掛ける「まともな」甲虫と言えば、このようなハムシぐらいだ。


しばらく観察していると、アリがやってきてハムシの足を「味見」し始めた。

以前茨城で見つけたチビタマムシと同様に、こいつもこの位のことでは微動だにしないようだ。

う〜〜ん、こんなのを見るために遥々山梨までやって来たのではないんだけどね...。

時折、雲の切れ間から陽が差し込み、一時的に気温も上昇するのだが、どうにも駄目である。

一端車へ戻ってみるも、あ〜さんと相棒もまったく成果がないとのことだ。

ここでいつまでも粘っても仕方ないため、一か八かでさらに奥へ車で入ってみる。

奥へ行けば行くほど原生林の雰囲気が増し、より環境は良くなるのだが、いかんせん天気が悪く、時間もそう残されていない。

こうなったら、もう新芽は諦めて「材採集」をするしかないだろう。

運良く羽脱していなければ採れるはずである。

適当に停車し、各自が斜面へ散る。

コルリやホソツヤが大量に採れそうなポイントだ。


沢沿いを歩いてみると、簡単にコルリ材が見つかる。

それも手で崩せるほどの良質な材が豊富なのである。

で、いくつか割ってみると...。


う〜〜ん、どれも蛹室は空っぽであり、羽脱してしまった後のようである。

出るのは幼虫ばかりだ...。

ホソツヤ材も1〜2本割ってみたが、こちらも同じく抜け出た後であった。

全体的に湿ったポイントのためコルリ材が優勢で、ホソツヤ材はやや少ない印象だ。

その後もとことんスカを喰らい、ここでクワガタ採集は完全に諦める。

というわけで、ヤマブドウに再びトライすることにした。


● リベンジ@「ヤマブドウな午後」


茨城とは違い、ヤマブドウはあちこちにある。

巻き付いている木の下を探すと、枯れ落ちたヤマブドウの材を簡単に見つけることができる。


樹皮を剥がして表面にこのようなカミキリムシの食痕が走っていれば、中に幼虫が入っている可能性が高い。


試しに材を割ってみると、ビンゴであった。

おそらく、ブドウ類の優占種であるアカネカミキリかシロオビチビヒラタカミキリだと思うが、どちらも未採集種のため材を持ち帰ることにした。


これらから何が出てくるのだろうか?

自宅にて結果を待つとしよう。


天気はいよいよ悪くなり、小雨もぱらついてきた。

相棒も駄目だったようで、あ〜さんはすでに車の中で仮眠していた。

ということで、帰りの渋滞も尋常ではないと予想し、ここらで潮時と判断。

3人でクタクタになりながら下山したのであった...。


● エピローグ

ふえ〜〜、疲れた。

でも、天気が良かったら新芽採集は可能であったのだろうか?

採集に「タラ・レバ」は禁物だが、それにしてもこの日に限って天気が悪いのは本当に悔やまれる。

せっかくのあ〜さんとの同行採集も半ばルッキングで終わってしまい、これも残念でならない。

近いうちに、リベンジ採集行を企画したいものだ。

ということで、天気に泣かされた1日であった。

今季はまともにコルリの新芽採集ができるのかなぁ?

とにもかくにも、運転お疲れさま。 >あ〜さん


★★ 採集成績 ★★

ボーズ


記載日:2002.05.06
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