2003年度 採集記(茨城県 甲虫編 -10-)

さてと...

前回は近場で済ませてしまったので、今日はちょっと足を伸ばしてみようと思う。



2003.03.12 (Wed)

茨城県 某所

   天気:晴れ
   気温:7.7 度
   湿度:非計測
   風力:1
茨城県、甲虫食べ歩き 編(10)

● とりあえず北上

今回は珍しく、事前に3〜4箇所ピックアップしてあるため、そのうちの一番遠い場所を目指し北上した。

積雪の状況が読めないが、こればかりは実際に行ってみないと分からない。

しばらく峠道を走っていると、案の定、斜面が白くなってきた...。

あ〜〜〜あ...。

これ以上進んでも駄目そうだ...。

という判断でUターン。

別のエリアへ向かうことにした。

峠のピークでは0度だった気温も、標高を下げるに従い3度、4度と回復してきた。

ちょうど雪が無くなった辺りで良さそうな崖を見つけたため車を停めた。

赤土の具合といい、根の絡み具合といい、石の嵌まり具合といい、なかなかの「美崖」。

高まる期待感を抑えつつ、端の方から順に掘り進む。

しばらくはゴミムシ1頭出てこなかったが、あるとき1枚の小さな「小判」のような平べったい物体がペトっと地面に落下した。

うむむ、グリーンメタリック...。


ね。

[ Carabus insulicola kantoensis ISHIKAWA et UJIIE ]

やった〜〜〜!

や〜〜っと、アオオサムシを採ることができた。

どうでもいいぐらいの普通種で、今までに何度もあちこちで見掛けているのだが、狙ってからはまったく採ることができなかったため、めちゃくちゃ嬉しい。

ああああ、普通種のゲットでこれだけ喜べるのだから、私は本当におめでたい...。

このアオオサは崖の斜面のほぼ中腹にある、土がやや盛り上がった場所で越冬していたようだ。

で、追加を期待してかなり細かく見てみたものの、後にも先にもこの1頭のみであった...。

これは残念。

さて、この後けっこういろんな場所を走り回りながら見てきたが、どこも期待外れであった...。

一応、自分の記録として、いくつかの風景写真は載せておく。

車が無造作に捨てられているほどの、のどかな里山。

ちなみに、アウディ...。


ここも雰囲気は良さそうなんだけどね...。

さて、だんだん時間がなくなってきた。

最後の目的地へと急ごう。

で、なんとか到着。

不気味な池がある...。


泳がないって...。

林道を歩いていると、本日2度目の「美崖」を発見。

でも、ちょっとオーバーハングしすぎかな...。

まあいいや、ということで、教科書通り上の方を崩してみる。

やっほ〜!


トウホククロナガオサムシだ。

[ Leptocarabus arboreus parexilis (NAKANE) ]

で、結局、ここでもこれ1頭...。

またまた「まあいいや」ということで、温泉へ行くのであった。

↓ 本日の成果。


カントウアオオサムシ
[ Carabus insulicola kantoensis
ISHIKAWA et UJIIE ]

トウホククロナガオサムシ
[ Leptocarabus arboreus
parexilis
(NAKANE) ]

また来週...。


● エピローグ

ようやくアオオサゲットという「小さな願い」が叶った。

過去の記録にあまり登場しないエリアで、「あの辺だったら居るかも」という期待感と「やっぱり駄目かな」という不安感を微妙なバランスで抱きながらムシを探すのは本当に面白い。

ムシ採りという素晴らしい趣味に今日も感謝。


★★ 採集成績 ★★

カントウアオオサムシ 1 ex.
[ Carabus insulicola kantoensis ISHIKAWA et UJIIE ]

トウホククロナガオサムシ 1 ex.
[ Leptocarabus arboreus parexilis (NAKANE) ]


記載日:2003.03.13
追記日:2003.03.20(カントウアオオサムシに訂正)
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