2003年度 採集記(茨城県 甲虫編 -9-)

長谷川京子と国仲涼子

以前、この2人の女優さんの区別がまったくつかなかったのだが、最近、ようやく一目で「同定」できるようになってきた。

本来「絵合わせ同定」は危険なのだろうが、相手が売れっ子の女優さんだけに採集するわけにもいかないし、細部をルーペで見るわけにもいかないのだから仕方がない...。

まあ、そんなことはどうでもいいか...。

ということで、今週も出かけてみよう。



2003.03.05 (Wed)

茨城県 某所

   天気:曇り
   気温:7.6 度
   湿度:非計測
   風力:1
茨城県、甲虫食べ歩き 編(9)

● 近場

本日は遠くへ行くのがおっくうなため、近場を回ってみることにした。

当然、今までまったく注目していなかったエリアが中心となり、ある意味楽しみではある。

また、すぐ近くに美味しいポイントでも発見できようものなら本当にラッキーというものだろう。

などと考えているうちに、最初のポイントへあっさりと到着した。

う〜〜ん、めちゃくちゃ近いぞ...。

背の高い「某大物歌手」なら1歩足らずの距離だ。

植生はアカマツを中心とした広葉樹との混生2次林。

曇っているということもあり、やや薄暗い...。

嬉しいことに、積雪は皆無である。

しばらく周囲を眺めながら緩やかな坂をゆっくり登っていくと、林縁に材がごろごろ転がっているのを発見した。

まあまあかな。

試しに表層を崩してみると...。

っしゃ〜〜!

[ Carabus vanvolxemi vanvolxemi PUTZEYS ]

っしゃ〜〜!


っしゃ〜〜!

[ Carabus albrechti esakianus (NAKANE) ]

1発目からなんの苦労もなくオサムシをゲット。

なんだか私らしくないなぁ...。

非常に嬉しいのだが、正直、気が抜けてしまう...。

ということで、1本の材で深追いはせず、今度は近くにあった苔むしたアカマツ材を調べてみる。

また採れた...。

ちなみに、苔の直下で越冬していた。


ただ、材採で得たムシは「ヤラセ写真」にならざるを得ないことが多い...。

[ Carabus vanvolxemi vanvolxemi PUTZEYS ]

アカマツ的副産物...。

[ Cryptoalaus berus (CANDEZE) ]

その他、ゴミムシやコメツキムシも同時に採集できた。



ホソアカガネオサムシ
[ Carabus vanvolxemi vanvolxemi PUTZEYS ]


エサキオサムシ
[ Carabus albrechti
esakianus
(NAKANE) ]

ヨリトモナガゴミムシ
[ Pterostichus yoritomus
BATES ]


ウバタマコメツキ
[ Cryptoalaus berus (CANDEZE) ]


ハラアカクロコメツキ
[ Ampedus hypogastricus
(CANDEZE) ]

それにしても、今まで半日かけて走り回った挙げ句に採集していた「質と量」を、ほんの15分ほどで得ることができたのだからすごいポイントである。

もっと早く来るべきであった...。

で、まだふんだんに材はあるのだが、これらは「精神的に凹んだとき」のお楽しみとしてとっておこう。

ということで、ちょっと場所を変えてみる。

同じく、アカマツ中心の林...。


う〜〜ん、この周辺は本当に良い材が多いかもしれない。


あっさりと...。

[ Carabus vanvolxemi vanvolxemi PUTZEYS ]

ひょえ〜〜...。

[ Leptocarabus arboreus parexilis (NAKANE) ]


トウホククロナガオサムシ
[ Leptocarabus arboreus
parexilis
(NAKANE) ]

ヨツボシゴミムシ
[ Panagaeus japonicus CHAUDOIR ]

何ということか、まるで自分の採集テクが上がったかのような「勘違い」をしてしまいそうだ...。

これ以上採れるのも怖くなってきたので、思い切って大きく移動してみることにした。

ちなみにトウホククロナガオサムシは、下唇亜基節に剛毛を有し、上翅外側縁の「丘孔点列」が上部1/3程度までしかないことを根拠に同定した。

しょぼい林道を延々と歩いていると、それらしい場所へ到着した。

一見崖のようだが、やっぱり崖...。

掘りたくなる箇所がさほどないかな。

とりあえず、上縁部の「根っこが絡んだ部分」を小ツルハシでわさわさと揺さぶってみる。

ああああああ...。

落ちてきた...。

[ Damaster blaptoides oxuroides SCHAUM ]

う〜〜む、今日は本当に調子がいい...。

どうしちゃったんだろう...。


ヒメマイマイカブリ
[ Damaster blaptoides
oxuroides
SCHAUM ]

ニッコウヒメナガゴミムシ
[ Pterostichus polygenus
BATES ]

ということで、本日は未採集種は得られなかったものの十分に満足できたため、近づく春の兆しをゆっくり鑑賞しつつ温泉へ向かったのであった。

ふ〜〜む、


春はもうすぐかな。

また来週...。


● エピローグ

こんな近くに良い場所があったなんて...。

「灯台下暗し」もいいところだった...。


★★ 採集成績 ★★

ホソアカガネオサムシ 6 exs.
[ Carabus vanvolxemi vanvolxemi PUTZEYS ]

ヨリトモナガゴミムシ 3 exs.
[ Pterostichus yoritomus BATES ]

エサキオサムシ 2 exs.
[ Carabus albrechti esakianus (NAKANE) ]

アカハラクロコメツキ 1 ex.
[ Ampedus hypogastricus (CANDEZE) ]

ウバタマコメツキ 1 ex.
[ Cryptoalaus berus (CANDEZE) ]

キクイサビゾウムシ 1 ex.
[ Dryophthorus sculpturatus WOLLASTON ]

トウホククロナガオサムシ 1 ex.
[ Leptocarabus arboreus parexilis (NAKANE) ]

ヒメマイマイカブリ 1 ex.
[ Damaster blaptoides oxuroides SCHAUM ]

ニッコウヒメナガゴミムシ 1 ex.
[ Pterostichus polygenus BATES ]

ヨツボシゴミムシ 1 ex.
[ Panagaeus japonicus CHAUDOIR ]


記載日:2003.03.06
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