2003年度 採集記(栃木県 甲虫編 -2-)

ちょっと遠出...

本日は少々趣向を変え、隣県である「栃木県」まで行ってみようと思う。

前回、雨でくじけ、不発だったアキタクロナガオサムシなどが採れたらうれしい。

ということで、初夏のような陽気の中、栃木へ向けて車を走らせた。



2003.03.26 (Wed)

栃木県 某所

   天気:快晴
   気温:20.2 度
   湿度:非計測
   風力:1〜2
栃木県、軟弱オサ・ゴミ行脚(2)

● 栃木は遠い...

だいたいの巡回ルートを決めた後、出発した。

しかしながら、地図ではそんなに遠そうに思えない道のりも、実際に走ってみるとかなり遠く感じる...。

まあ、気温だけはすごい上がり方で、春の到来を実感できる。

あまり暑くなっても、ムシ達が越冬窩から抜け出してしまうため困るんだけどね...。

栃木県へ入ってすぐの雑木林でみつけたデオキノコムシ。

すでに野外活動が始まっている。

で、延々と道を走り続け、ようやく目的の河川敷へ到着した。

それでは、見てみますか。

まずは何の変哲もないしょぼい材をひっくり返してみると...。

ビンゴ〜〜!

ほんの数分で見つけることができた。

う〜〜ん、幸先が良いぞ!

さあ、アキタクロナガオサムシはいるかな?

かなりの期待感を持って河川敷をチェックしていくが、これがどういうわけかこの後まったくオサムシを見つけることができない...。

ここまでの成果といえば、ヨリトモナガゴミムシ1頭と、北米原産の移入種コルリアトキリゴミムシ(かなり綺麗!)1頭のみだ...。

さらに最悪なのは、それらの入ったビンをどこかに落としてしまった...。

ああああ、一気に気分が萎え、完全に気合いが抜ける...。

良好な材も見当たらず、結局、アキタクロナガは諦めて移動することにした。

一端、高速道へ乗り、次のポイントまでひた走る。

信じられない距離を走った後、なんとかたどり着いた...。

時間がないので、見るポイントは以前から気になっていた林道1本に絞る。

この初夏のような暖かさにルリタテハやアカタテハなどのチョウが舞い、私の周囲を小さなハエやアブがブンブンとまとわり飛ぶ...。

う〜〜ん、シーズンインかも。

まずは、目に付いた崖を挨拶代わりに掘ってみると...。


ラッキ〜〜。

エサキオサムシだ。


もう一丁。

茨城県でも普通に採れるオサムシだが、これまでの行程を考えると救われた気分。

さらに、斜面に転がっていた材からも数頭のエサキオサムシが出てきた。

とりあえずは、


一安心かな...。



エサキオサムシ
[ Carabus albrechti esakianus (NAKANE) ]

また、樹皮の隙間から面白いものも発見した。

いわゆる「冬虫夏草」と呼ばれるムシから生えたキノコ。


それにしても、かなり大型のアリだ...。

その後、しばらくの間同様の作業を繰り返したが、得られたものはスジアオゴミムシ1頭という情けないものであった...。


スジアオゴミムシ
[ Haplochlaenius costiger (CHAUDOIR) ]

さて、もうすぐ夕方だ...。

最後に一度見ておきたい場所があるので、そこへ直行した。

いくつかの渋滞を乗り越え、息も絶え絶え到着...。

広大なヨシの原が一面に...。

あまりの広さに圧倒され、どこに目をつけて採集をしてよいのか正直分からない...。

とりあえずは、野焼きされたエリアにて石越しや盛り土の段差などを掘ってみるも、見つけられたのは小さなゴミムシ1頭だけであった...。

今回は時間的にどうしようもないが、次回はもう少し勉強して再挑戦してみたい。


コガシラナガゴミムシ
[ Pterostichus microcephalus (MOTSCHLSKY) ]

で、延々、茨城県まで帰還したのであった...。


● エピローグ

マジで疲れました...。


★★ 採集成績 ★★

オサムシ科:Carabidae

● オサムシ亜科:Carabinae

エサキオサムシ 4 exs.
[ Carabus albrechti esakianus (NAKANE) ]

● ナガゴミムシ亜科:Pterostichinae

コガシラナガゴミムシ 1 ex.
[ Pterostichus microcephalus (MOTSCHLSKY) ]

● アオゴミムシ亜科:Callistinae

スジアオゴミムシ 1 ex.
[ Haplochlaenius costiger (CHAUDOIR) ]


記載日:2003.03.27
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