新宿御苑でポン! 編

 

 
2005.04.17 (Sun) 東京都新宿区 快晴 23℃
本来なら今ごろは離島をレンタカーで駆けずり回っていたはずである...。

目標のムシを見事ゲットすることができ、歓喜の声を上げていたかもしれない。

が、その予定は無念にもドタキャンなのであった...。

ポン!、ポン!、ポポポン!

一斉にシャンパンの栓を開けるかのように、心の中でやり場の無い「採集意欲」が虚しく空砲を轟かせる...。

あああ、採集へ行けなくてもいいから、どこか緑のあるところへ行きたい...。

あうあうあう...。

というわけで、ぶら〜〜り...、行きましょうか。
 



本日は遠出ができないため、どこにしようかと地図を眺める。

ふ〜〜む、ここかな。

子供の頃から何度となく足を運んでいる「新宿御苑」へ行ってみよう。

新宿御苑は東京23区内でも緑が多く残っている屈指の場所であり、もともとは内藤家の...。

やっぱり、前置きが長くなるので詳細は ここ をご覧ください..。

ということで、デジカメだけ持って家を出る。

今回はムシとの出会いを期待して園内を散策し、もし発見できればその観察と撮影を行う予定である。

で、ブツブツ、フガフガ言っている間に到着...。

初夏を思わせる陽気のためか、とにかくヒト [ Homo sapiens sapiens LINNE ] が多い。

新宿門にて入園料(200円)を払って潜入する..。


昔は緑色の紙切れだったが、今はこんな感じ...

いつのまにか「国民公園」とかいう聞き慣れない公園になっていた...。

それはそうと、ゲートをくぐるやいなや、満開のサクラが出迎えてくれた。

時折吹く薫風に花びらが舞い、とても壮観な光景だ。


嗚呼、日本の春


嗚呼、日本の春


こんなシーンも春ならでは...

とりあえず、どっちの方向へ行こうかと園内の案内図を見る。

で、最も緑の濃そうな「母と子の森」へ行ってみることにした。

横一列になって練り歩く「オバサマの壁」を交わしながら歩いていくと、どうやらその森に着いたようだ。

う〜〜む、ここはムシがいそうな雰囲気。

うっそうと樹木が覆い茂り、とても新宿のど真ん中とは思えない環境が広がっている。


すぐ隣には高層ビルがニョキニョキなんだけどね...

ふと足下を見ると、タンポポやオオイヌノフグリを始め、いろんな花が咲き乱れている。








アリがいる...


そしてハナアブ様も...


おお、第一号の甲虫発見...

観察しようと思ったが、あっという間に飛んでいってしまった...。

少し場所を変えてみよう。

しばらく歩くと小さな池があり、家族連れがオタマジャクシを掬ったり、年配の男性がザリガニ釣り?の糸を垂れたりしている。


遠くにそびえ立つのは NTTドコモ様のビル様でございます...

ふと、近くに咲き乱れるヤマブキの花でナミテントウを発見した。

この高気温にあっちへ行ったりこっちへ行ったり...。


とても落ち着きがない...


ん、飛ぶの?


げ...

で、明らかに庭木用の植物と思われるつまんない葉っぱの上に何かいる。

そこにいるのは誰?


トラフコメツキ...


[ Selatosomus onerosus (LEWIS,1894) ]

おおお、ようやく甲虫らしい甲虫に出会えた。

いつもならさほど気に留めないムシだが、こと摩天楼が立ち並ぶ新宿区内で見つけたのだから感慨深いものがある。

やっぱ甲虫っていいねぇ、とくに理由なんか無いけど、とにかくいい、良すぎるよ。

さて、また移動しよう。

うむむ、向うに材が積み上げてあるぞ!



う〜〜ん、甲虫の匂いがプンプンする。

だんだん嬉しくなってきた。

お!


ヒナルリハナカミキリ [ Dinoptera minuta (GEBLER,1832) ]

いることは予想していたが、こうやってお目にかかれると本当に嬉しい。

へなちょこでもムシ屋をやっていて良かった。

ちなみに...。


クワガタ様もいるようですね...

アカハネムシも飛来したけど、写真はかなりピンボケだった...。

ということで、すっかり満足。

写真を撮りながら帰る方向へ歩く。




本当のムシ採りには遠く及ばないものの、そこそこ楽しむことはできたかな...。

さあ、シーズン本番へ向けて英気を養うとしよう。

記載日:2005.04.19

 
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