2005年 ぶらり奥羽へ北限コルリの旅 編

 

 
2005.05.28 (Sat) 〜 2005.05.29 (Sun) 山形県
 
山形県へ行くこととなった...。

まあ、せっかくなのでムシでもちょびっと見てこようかな...。

でも、北上するということは季節をさかのぼることに他ならない。

ただでさえムシの発生が遅れている感があるため、行ったところで採れるかどうか...。

う〜〜ん、コルリぐらいは採れるかな...。

ということで、ぶら〜〜り、行ってきました...。
 



コルリクワガタと言えば、やはりこの時期の新芽採集が有名だ。

しかしながら、今年は例年になく雪が多いとのことで、多産地でもまだ大爆発していないようである...。

今回行くのはコルリの北限エリアであり、発生していない可能性も十分にあるのだが、ムシの都合に合わせている余裕などないのが実情だ...。

まさにビミョーな時期...。

ダメなら材採か...、オサムシを採るしかないか...、そんな感じで相棒と東京を出発した。

びゅ〜〜〜〜。

・・・・ 東北自動車道.com ・・・・

で、山形県へ到着...。

まずは別の用事をビミョーに終わらせよう...。

・・・・ ビミョー.com ・・・・

ということで、無事終了...。

さて、晴れて自由の身になったが、北限のコルリにアタックするには中途半端な時間である...。

まあ、今年のテーマは「ぶらり」あるいは「ぶら〜〜り」なのであるから、せかせかと焦るような採集は精神衛生上やめておくべきであろう。

近場で何か採れないかをチェックして、余力があればコルリの下見へ行くということになった。

で、その辺をドライブ。

おおおお!


なかなかの「優良物件」...

早速、吟味するとしよう。


ゴマフカミキリ [ Mesosa myops myops (DALMAN,1817) ]


マツシタトラカミキリ [ Anaglyptus matsushitai HAYASHI,1955 ]

とりあえず、ここ山形県でもムシは発生しているようだ。

ちなみに、このマツシタトラは各地で何度も何頭も採集しているカミキリムシだが、毎回嬉しい。

で、トガリバアカネトラに次いで、本種が「擬死」するシーンも見ることができた。

六本脚をきれいに折り畳んでの死んだフリ、なかなか可愛い。

仮に私がヒデキという名前なら、まさに「ヒデキ感激!」。

と、向うから相棒の声が...。

何か見つけたようだ。


クリストフコトラカミキリ [ Plagionotus christophi (KRAATZ,1879) ]

わ〜〜お、こりゃラッキー。

このカミキリムシにも個人的な思い入れがあるので、これも「ヒデキ感激!」。

さて、その後目立った追加はなく、他に良さそうな場所もないため、コルリのお住まいを拝見しに行くことにした。

それにしても、この時期の東北にしてはムシ暑い好条件なのに、なぜかムシが少ない...。

しばらく車を走らせると、目前に今回のポイントとなる山々が見えてきた。

さあ、一気に登ってしまおう。


ううう、寒...

この山は広大なブナ林を抱えるもっと懐の深い山だと思っていたのだが、実際はかなり貧弱な印象だ。

本当にコルリが採れるのだろうか?

相棒と二人で疑心暗鬼になりながらも、明日のために状態の良い新芽を探し続けた。


タイムアップ...

とりあえず麓へ戻って、たらふく焼き肉を食べることにした。

・・・・ 焼き肉.com ・・・・

久しぶりの焼き肉だったので、とても美味かった。

そういえば、今年もフロンティアへ行かなきゃね。

さてさて、明日に控えておやすみなさい...。

・・・・ 爆睡.com ・・・・

どっへぇ〜〜〜、寝た寝た。

外を見ると今日もよい天気のようだ。

さあ、採るぞ〜。


う〜〜ん、良い感じ




まさに春...


空も清々しい...

で、肝腎のコルリ、新芽はなかなか良い状態なのに、全然飛んでいない...。

う〜〜ん、やはり時期尚早であったか...。

もともと多産地でもないのだから、余計に厳しいよね。

帰ろうかなと思った瞬間、苦虫を噛み潰したような顔の相棒がやってきた。

「だめっしょ?」

「採れました...」

なんと、これまたあっさり。

ということで、もうちょっと真面目に探しましょうかね。

・・・・ コルリ探索.com ・・・

しかしながら、どうにも追加が得られない。

結局、きびすを返すこととなり、先ほど相棒が採ったあたりまで戻ってみた。

すると、スルスル網を伸ばす相棒...。


いるの...?


いた...

そこに、再び「ぷぅゆ〜〜〜〜〜ん」とキラキラ太陽光を反射させながら1頭のムシが飛んできた。

半信半疑で掬ってみると...。


う〜〜ん、北限のコルリ...

体色はいわゆる「越後型」とは異なり、ちょっと濃いグリーンといった感じだ。

っしゃ、これで「お坊さん」は免れた。

それにしても、結局採れたのはこの木と、もう一本だけであった。

まさに御神木状態。

これだけたくさんの新芽があるのに不思議である。

まあ、あまり執着もないので、数頭の追加を得て早々に下山した。


さようなら...

さ〜〜て、ここから車で東京へ帰るのも一苦労だ。

道中の目ぼしいところだけチェックして高速へ乗ってしまおう。

車窓を眺めていると、あちらこちらに桃色の花がよく目に付く。

そう、タニウツギだ。

ちょうど満開を迎えているようである。


自分が日本海側にいることを認識させられる

ただ、ムシはほとんどいなかった...。


おおおおお!、ここは「掘り出し物件」かも...

と、期待は大きく膨らんだのだが、なぜかムシがいないのである...。


いると言っても、こいつらじゃねぇ...

ということで、スゴスゴと帰京したのであった...。


さようなら...

なにはともあれ、北限のコルリを大切に...。

 

★★★ 採集成績 ★★★

コルリクワガタ [ Platycerus acuticollis acuticollis Y.KUROSAWA,1969 ]

オオヒメハナカミキリ [ Pidonia grallatrix (BATES,1884) ]

セスジヒメハナカミキリ [ Pidonia amentata amentata (BATES,1884) ]

クリストフコトラカミキリ [ Plagionotus christophi (KRAATZ,1879) ]

マツシタトラカミキリ [ Anaglyptus matsushitai HAYASHI,1955 ]

キンケトラカミキリ [ Clytus auripilis BATES,1884 ]

その他、ビミョーなムシなど。

記載日:2005.05.31

 
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