ビートるどるふの旅...
へなちょこカミキリロード 2006
 

 
2006.06.27 (Tue)
 
けっこう放心状態...。

いろんな意味でカルチャーショックを受けた灼熱の島旅から帰還してまだ2日しか経っておらず、全身の乳酸値が高いアシドーシスの状態であるが、一応、行っておこうかな...。

「シーズン中は行ける時に行っておく」

ということで、行ってきます...。



今季はどこもムシの発生が不調のようで、実際、これまでの近場探索、撮影行、そして先日の島旅と想像以上にムシの出が悪い印象がある...。

ここまで調子が上がらないとさすがに気が滅入ってしまうが、せっかくの出撃チャンスを無駄にはしたくない。

「今日は違うはずだ、大丈夫!」

そう自分を鼓舞しながら東京を離脱した..。

季節的には完全にシーズンインしているため、採集地はどこを選んでも良いのであるが、マイフィールドを求めることに重点を置いている都合上、平日でもムシ屋がこぞって集まるような有名で競争率の高い場所は避けたい...。

できれば誰も行かないような無名の場所で、かつ、多少なりともそこで採集活動を行う意義がある場所を選んでおきたいところである。

しかしながら、1970年代の熱狂的なカミキリ黄金時代をとうに終え、数多のカミキリ屋によって各地が限りなくペンペン草の生えないレベル近くまで調べ尽くされ、「カミキリの時代は終わった」とまで言われている現在、そんな都合の良い場所は私の日帰り可能な関東エリアにはそうそうないと言わざるを得ないのが実情である...。

そういった意味からは「茨城県」というフィールドは、奇跡的に世間の熱狂から取り残された絶好の舞台であったと言える...。

ああああ、やはりちょっと遠いけど、茨城県へ通おうかなぁ...。

本当に茨城県は良かった。

まさにオレ的秘境...。

今度、スポットの仕事が入りそうなので、その時は絶対に回ってこよう。

そんなことをブツブツ言いながら、本日の設定フィールドへ到着した...。


天気はいいが...、カラマツだらけ...

基本的にはそこそこ標高の高いエリアで、植生としてはさほど歴史が古くなく、土地の成り立ちからは特殊な部類に入ると言われているそうだ。

さて、ざっと道を流して林道の様子を観察してみようか...。

標高を上げつつ左右の状況を見ていくが、目ぼしい花は見当たらない...。

う〜〜む、訪花性のムシは厳しそうだな...。

かなり先の方まで行ってみたが、あまり変わらないようである...。

今回は叩き網が中心になりそうだ...。

ということで、道中で見つけた伐採地に突入する。


針葉樹の材が多い...

早速、叩き網をシュパっと広げ、目ぼしいところから順にビーティングを開始した。

で、始めてすぐに、様々なカミキリムシが落ちてきた...。


ミヤマモモブトカミキリ [ Leiopus montanus Hayashi,1968 ]


ヒゲナガモモブトカミキリ [ Acanthocinus griseus griseus (Fabricius,1792) ]


ヘリグロアオカミキリ [ Saperda interrupta Gebler,1825 ]


ハイイロハナカミキリ [ Rhagium japonicum Bates,1884 ]


ミヤマチビコブカミキリ [ Miccolamia glabricula glabricula Bates,1884 ]

結局、この場所で2時間ぐらい叩いただろうか...。

その他、写真は撮らなかったが、思いつくまま挙げていくと、ドイ、シロオビドイ、シラフヒゲナガ、トゲバ、ガロアケシ、ケシ、クモガタケシ、クワサビ、エゾサビ、アトモンサビ、アトジロサビ、アカネ、アカネトラ、シロオビチビヒラタ、フタオビアラゲ、ヒトオビアラゲ、カッコウ、ヒシなど...。

エゾサビが特に個体数が多かったが、他はポツポツといったところ...。

新たな種類が落ちてこなくなった時点で、場所を変えることにした。

今度はあまりヒトが入っていなさそうな林道へ突入してみる。

しばらく歩いていると、小規模な伐採地があったため、寄ってみた。


おおお、カミキリがいますね...


ホンドハイイロハナカミキリ [ Rhagium femorale N.Ohbayashi,1994 ]


↑ 動画 ↑
QuickTime: 約5.9MB ( 159 sec. full version )


オオマルクビヒラタカミキリ [ Asemum striatum (Linnaeus,1758) ]



この辺は次回以降にしておこうかな...

ということで、叩きまくってかなり手が痛くなってきたので、本日はこれにて撤収...。

また来週...。


このエリアは以前からかなり憧れを抱いていたのだが、実際に訪れてみると何気に私との相性は良さそうな雰囲気であった...。

ここは何かにつけ通ってみようかな...。

★★★ 採集成績 ★★★

オオマルクビヒラタ、カラカネハナ、ハイイロハナ、ホンドハイイロハナ、ドイ、シロオビドイ、シラフヒゲナガ、トゲバ、ガロアケシ、ケシ、クモガタケシ、クワサビ、エゾサビ、アトモンサビ、アトジロサビ、アカネ、アカネトラ、シロオビチビヒラタ、フタオビアラゲ、ヒトオビアラゲ、カッコウ、ミヤマチビコブ、ヒシ、ミヤマモモブト、ヒゲナガモモブト、ヘリグロアオ。

その他、ビミョーなムシなど。

記載日:2006.07.19
追記日:2006.12.21
ゴマダラモモブト→ミヤマモモブト

 
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