未記録地を既知産地に変えていく旅
- 復習と予習編 -
 

 
2006.04.25 (Tue)
 
ああああ、あっという間に1週間が過ぎてしまった...。

今回も先週に引き続き、情報の無い場所を中心に走り回ってみたいと思う。

では、行ってきます...。



先週はスギカミキリをターゲットとして、県内の未記録地を探し回り、なんとか最後で発見することができたのだが、それから1週間経ってしまった今、正直、あのときの感覚がかなり鈍ってしまった気がする。

ということで、前半は前回の復習として、もう一度スギカミキリ@未記録地を探し、その発見に至るプロセスをしっかりと体に染み付かせておきたい。

そして、順調に発見することができたならば、後半は次週の予習として別のカミキリムシに切り替えようと思う。

さて、上記のごとく、予定はスムースに立ったのであるが、窓の外を見ると無情にも大雨が降っている...。

う〜〜〜ん、スギカミキリなら雨でも大丈夫とは言うものの、さすがにこの大雨ではしんどいものがある...。

どうしようかなぁ....。

今よりも血気と熱気に満ちあふれていた以前であれば、雨などお構いなしに出撃していたところであるが、歳を重ね、それなりに経験を積んでズブくなってしまった現在では、情けないことに雨も立派な活動制限要素となっているのである...。

まあ、天気ばかりはどうしようもないので、とりあえず車を走らせることにした。

大雨の上、時折イナズマが走る大荒れの天気に気が滅入るが、適当な駐車場に車を停めて1時間ほど待機していると、幸運にも徐々に雨足が弱まってきた。

そして、雨雲がみるみる薄くなり、待ち焦がれた暖かい陽射しが差し込んできた。

っしゃ〜〜!


とりあえず、あの湯気の出ている山へ行ってみようか...


湯気の発生現場...

ということで、周辺の探索を開始。

晴れてはきたものの、気温は7度と信じられないぐらい寒い...。


眺望は素晴らしい...

で、30分ほど辺りを徘徊してみたが、どうにもそれらしい形跡がないようである...。

仕方なく移動する...。

一旦標高を下げて、平地を中心に見て回ることにした...。

群落の合間に散在するスギの植林をこまめに見ていくが、基本的に放置されぎみの中途半端な環境が多く、スギカミキリすら住み着かない感じである...。

う〜〜〜ん、なんだか今日はダメな予感...。

と、半ば諦めかけた矢先、ようやくそれらしいスギの1本を発見した。


ふ〜〜む、ちょっと古いかな...

浮いている樹皮の下を確認してみたところ、スギカミキリはおろか、生き物がな〜〜〜んもいなかった...。

やはり時間が経ち過ぎているようである。

で、林縁部の一番端っこにもう一本発見。


羽脱孔、食痕、枝の部分枯れ...


「スギカミキリの水先案内虫」である、サシガメ様もいらっしゃった...

これはいるっしょ!

剥がれかけた樹皮を軽く捲ってみると...。


ああああ、残念ながら、すでにアリ様の手に落ちていた...

 

 

こっちはどうだろうか?


青いオーラが出ていますね...

 
↑ 動画 ↑
QuickTime: 約0.6MB ( 15 sec. full version ), Windows: 約3.2MB ( 7 sec. short version )

 

 


なかなか大きな♀(汗びっしょり)であった...

ビンゴ〜!

ああああ、ようやく遇えた...。

念のため地図で確認したところ、一応、ここも未記録地のようだ。

さあ、この感触が薄れないうちに次へ行こう。

しばらく車で走ったところに、怪しげなスギの一角を見つけた。


少ない経験ながら、こういうシチュエーションが良い気がする...

早速、それぞれのスギをチェックしてみる。

おおおおおおおおおお!

うひひひ、予想通り、食われまくり...。


水先案内虫もしっかり...

順にボロボロの樹皮を捲っていったところ、5発目ぐらいにて...


ああああ、硬くなっている...、ちょっと来るのが遅かったか...

でも、茨城県にて紋の無いタイプを見つけたのは初めてである。

貴重な標本として保管しておこうと思う。

で、お隣のスギへ移動。


 
↑ 動画 ↑
QuickTime: 約0.7MB ( 17 sec. full version ), Windows: 約3.3MB ( 8 sec. short version )

おおお、なんと格好良い♂だろうか。

そして、この木の裏側には...。


スギカミキリ [ Semanotus japonicus (Lacordaire,1869) ]

らっき〜〜〜!

若干紋が残っているものの、ほとんど真っ黒なスギカミキリであった。

ということで、県内のスギカミキリについてはひとまず終了。

残った時間で来週の予習をしておくことにした。

・・・走る.com・・・

今までの経験上、民家や畑の脇、山沿いの道の斜面などにそのホストがよく生えている印象があるため、要所要所、ライオンバス形式でルッキングを行っていく。

すると、そのホストがまとまって生えている絶好の場所を発見した。


これが来週のお題となるホスト植物...

あいにくの低気温によりムシは何一つ見つからなかったが、来週が楽しみになりそうな予感がむんむん...。

ここで敢え無くタイムアップとなり、成果は次回に期待ということにした。

また来週...。  


 

今回もかろうじて未記録地を既知産地に変えることができた...。

超有名産地で超有名なムシを採るのも大変楽しいが、このような地道な探索活動も同じぐらい面白いしやりがいがある。

この活動をいつまで続けられるかは分からないが、機会がある限り出かけてみるつもりだ。

あああ、早く一週間経たないかなぁ...。

★★★ 採集成績 ★★★

スギカミキリ。

その他、ビミョーなムシなど。

記載日:2006.04.27

 
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