Adios! 茨城の旅(ラス前)...
へなちょこカミキリロード 2006
 

 
2006.06.06 (Tue)
 
さて、これまで10年間にわたって続けていた茨城への週一出張が終わってしまうため、「茨城県の定期探索」は今回を含め、あと2回でお終いとなる...。

まあ、だからといって、特別な採集をする予定はなく、いつも通りのことをいつも通りにやるようにしたい。

ということで、行ってきます...。



あれは忘れもしない1996年11月4日(月)の夜、大雨の降る真っ暗な中、スーパーひたちに揺られ茨城県北まで辿り着いた...。

人生で初めて茨城県へ足を踏み入れたのがその日であったが、なんて遠く淋しいところに来てしまったのだろうと、とても心細かったのを覚えている...。

しばらくの間、こんなツライ仕事はすぐに辞めてしまおうと弱音を吐いていたような気もする...。

それから、どういうわけか毎週月曜日(単身赴任の間は火曜日)、1年間を52週として計520回、結局、休んだことはほとんどなく延々と通い続けた。

まあ、もっとも、3年目(=今から7年前)ぐらいからは、今の茨城県北定期探索を始めており、その後はとても楽しかったのだが...。

いずれにしても、まさか10年も続くとは想像すらしていなかったことは確かだ...。

そのうち何回定期探索(採集)をしたのかは、時間がある時に調べておこう。

さて、本日のお題は、前回クリストフコトラを見つけた伐採地での調査が中心である。

長い間見出されていない種類や、県初などを期待しているのだが、あれだけの優良物件ならそれも現実となりそうである。

できれば、この夏をとおして通い続け、来週でお終いにしたくないのよね...。

などと年甲斐も無く感慨に耽っていると、蜃気楼のように伐採地が見えてきた...。

っしゃ〜、今日も行くぞ〜〜〜!


さあ、何かいるかな...

おおおお!


クリストフコトラカミキリ [ Plagionotus christophi (Kraatz,1879) ]

今日も出会えた。

茨城県の過去の記録からは本当に稀な種類であったのだが、ここ数年の間に県内各地でけっこう見つかっており、非常に増えた印象がある。

あっという間に4頭ゲット...。

ゆっくりと伐採地内を歩き、さらに他の種類がいないか探してみる。

が、ゴマフが1頭いたのみで、実はパっとしない状況であった...。

なんでなのかなぁ...。

まあ、思うに、クリストフが優勢であるということは、まだ季節が十分に「夏」になっていない可能性がある。

結局、叩き網にて、エゾサビ、クワサビの県内自己未採集種と、ヒメヒゲナガを泣きゲットしただけであった...。

う〜〜〜ん、しょぼい...。

私的には、ドイとか落ちてきて欲しいんだよね。

目ぼしい箇所を一通り見て、叩いてしまったので、仕方なく移動する。

今度は情報をいただいた伐採地へ車を走らせる。

・・・ ドライブ.com ・・・

おおお! あれかな?

教えていただいた通り、その伐採地はあった...。

こりゃ、すげ〜〜〜〜!!


どこまでも続く...

うお〜〜〜、こんなに広い伐採地を見るのは久しぶりだ。

比較的新しい材がゴロゴロと転がっている。

超弩級の優良物件。

間取りも贅沢で、マンションに例えれば、六本木ヒルズや港区白金台の億ションといったところだろう。

もう、何でも採れちゃうでしょ!

鼻息を荒くしながら、伐採地へダイブした。

と、すぐにここでもクリストフをゲット!

さらにもう一種。


ナカジロサビカミキリ [ Pterolophia jugosa jugosa (Bates,1873) ]

これまたゼツミョーに「保護色」となっており、パっと見では存在に気がつかなかった。

で、散々、最初に褒め称えた伐採地だが、これで打ち止め...。

2時間ぐらいかけて丁寧に探索してみたが、クチキムシぐらいしか発見できなかった...。

まあ、見掛け倒しということはないだろうから、ここも季節が早すぎたとしておきたい。

返す返すも、しばらく通い続けたい。

さて、今日は帰りに あ〜さんと落ち合うことになっているので、そろそろ帰る方向へ走るとしよう。

一応、あそこも見ておくか...。

・・・ ドライブ.com ・・・

はてさて、やはり、消長は見ておかんとね。


わ〜〜お、今日もいるいる...


人間交差点、というか、ネクイハムシ交差点だね...


異種格闘技戦、というか、バトルロワイヤルかな...


まあ、そんなのどうでもいいか...

とりあえず、キンイロの数が減って、キヌツヤの数が増えていた、と真面目に記録しておこう...。

またしばらく車を走らせると、ヤブデマリの花がちょうど良い加減になっていたので、念のために何株か見ておくことにした。


日当たりもよい...


シロトラカミキリ [ Paraclytus excultus Bates,1884 ]


セスジヒメハナカミキリ [ Pidonia amentata amentata (Bates,1884) ]

花を見るって車を停めた訳だけど、見てるのは葉っぱや枝ばかりだね...。

で、一応、スイープもしてみたが、案の定、トゲヒゲトラとピドニアの早モノばっかりだった...。

まあ、花の近所にて県北で記録の無かったゾウムシを採れたので、結果はオーライかもしれない。

あとはネジロカミキリがいたぐらいかな...。


ネジロカミキリ [ Pogonocherus seminiveus Bates,1873 ]

後ろに青い壁があるので、室内で撮ったような写真になってしまった...。

ネジロさんも、一時は狙ってもなかなか出会えなかった種類だが、今年に入って毎度見かけるようになった。

ということで、やや消化不良な内容ながら、ここでタイムアップ...。

あ〜さんと合流すべく、常磐道を目指した...。

また来週...。  


 

いよいよ来週はオーラス...。

最後はどのようなムシと出逢えるのだろうか。

楽しみである。

★★★ 採集成績 ★★★

クリストフコトラカミキリ、シロトラカミキリ、コブスジサビカミキリ、エゾサビカミキリ、クワサビカミキリ、ナカジロサビカミキリ、ネジロカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、ゴマダラモモブトカミキリ。

その他、ビミョーなムシなど。

記載日:2006.06.08

 
back | home