「るど」で「るど」な旅...
るどの雑記帳
 

 
2007.Summer
 
ふ〜〜む、サイトの更新を休んでから、なんだか体の調子が心身ともに良くなってきた...。

ふ〜〜む、つまりは、これまで、あまりに、サイトの更新が負担になっていたということか...。

と言うのも、いつもはムシを採りに行き、帰ってきて標本の整理をし、標本写真を撮り、ムシの名前を調べ、採集地での写真を整理し、採集記の構成やテーマ(どういうエピソードをイチオシにするかなど)を考え、できれば「るど語」を作って採集記に入れ込み、一気に(またはダラダラと)採集記を書き上げ、推敲し、学名などの間違いを訂正し、サイトの関連部分のリンクを追加し、全ての関連ファイルをアップ、という過程があったのだから、好きでやっていることとはいえ、エネルギーをかなり要する作業ではあるのかも(もちろんこれからも続ける気持ちは十分にあるが)...。

で、毎度、そのような「赤信号」が灯るたびに、「これからは、あまりのめり込み過ぎないようにしよう」と自分に強く言い聞かせ、時にはサイトでそういった思いを公表したりしてブレーキをかけてきたつもりだが、どうもシーズンが始まると「かかった馬」のようにそうもいかなくなるのが常のようである...。

まあ、ムシはそれほど魅力のある対象ということで、仕方ないのかな...。

さて、サイトの更新を休んでいる間も、あちこちへ出かけてムシを採っているので、採集記とまではいかないまでも、記録しておきたいことはあるので、ざっと書いてみた...。

ということで、「るど」で「るど」な旅、のんびりとスタート...。

まずは、いつも島へ...。


飛んでます...


今年はここでも悔しい思いをしたなぁ...

びよ〜〜んと着陸...。

島はもちろん暑いのだが、東京よりは暑くないかも...。

 

・・・ 所要.com ・・・

 

一応、「るどが夢の跡」な場所へ行ってみる...。

景色自体はあの時のままだが、もう甲虫の姿はほとんどなく、制空権は大量のトンボに奪われてしまっている...。

シーズン中は心地よく聴こえたクッカルの鳴き声も、今や山間に虚しく響くのみ...。

ということで、来年のためにトンボを相手にネットインの練習をして時間を潰す。

トンボ、トンボ、トンボ!


ウスバキトンボ [ Pantala flavescens (Fabricius,1798) ]


ミナミヤンマ(female) [ Chlorogomphus brunneus costalis Asahina,1949 ]

おや、甲虫が飛んでいる...。


アヤムネスジタマムシ [ Chrysodema lewisii E.Saunders,1873 ]

ここではいつものやつだが、とても綺麗なタマムシだ。


ヒグラシの大合唱がどことなくノスタルジック...

で、今晩はマンゲツなのだが、一応、ダメ元でライトトラップもやってみる...。


マンゲツ...


ライト・オン...

当然、ムシの飛来は総じて少ないのだが、アオドウガネだけは勢力が健在、そして、近くにいたのだろうか小型甲虫はそこそこ飛来してくれた。


フチトリアツバコガネ [ Phaeochrous emarginatus Castelnau,1840 ]


ヒメクシヒゲコメツキ(female) [ Tetrigus okinawaensis Ohira,1967 ]


ツマグロツツカッコウムシ [ Tenerus hilleri Harold,1877 ]


ツヤヒメミツギリゾウムシ [ Trachelizus japonicus Morimoto,1976 ]

で、ちょっと雲が出て、月明かりが翳った瞬間、待望のカミキリムシが飛来した。


タカサゴシロカミキリ [ Olenecamptus formosanus Pic,1914) ]

良かった...。

他、それなりにビミョーでゼツミョーなムシそこそこ...。

その後、適当なところで区切りをつけてライト・オフ...。

ライトを全部消しても、日焼けしそうな明るさであった。

こんな条件の中、よくぞ飛んできてくれたものだ...。

飛来してくれたムシ達に感謝...。

というわけで、一端引き上げ、翌日の午前中もちょっとだけムシ採りへ...。

何か1種でもカミキリムシが採れないかと思っていたら、採れた...。


オオシマゴマダラカミキリ [ Anoplophora oshimana oshimana (Fairmaire,1895) ]

何気に自力で採ったのは初めてかも...。

ということで、島よさようなら〜。


もう帰っちゃうの?

はい、もう帰っちゃいます...。

 

・・・ 東京.com ・・・

 

で、今度はこれまでず〜〜〜〜っと気掛かりだった茨城県のヒロイン、憧れのヒロコさんとの出会いを果たすべく、因縁のあの地へ...。

私にしてみれば長年の宿題のようなものか...。

あああ、ヒロコと会いたい! ヒロコをオレのモノにしたい! ヒロコを思いっきり抱きしめたい!

そんなことを私が思ったかどうかは不明だが、現地へ着いてみると、すでに水戸昆の方々が花の前でヒロコの飛来を待っている状況であった。

実はこの日は水戸昆の毎年恒例の採集会で、私も午前中だけ参加することになっていたのである。

嬉しいことに、WさんやK兄弟が私のために現地をマメに訪問し、開花状況などをチェックしてくださったり、本日も優先的に私に採らせていただけるとのことであった。 >感謝いたします。

しばらくすると、樹冠部に近い花の回りをヒロコが飛び始め、右から、左から「あそこ、あそこ」と私に指示が飛ぶが、なかなかネットインできず...。

高い位置の空中戦のため、けっこう難しい...。

一端曇ってムシの飛来が鈍ったが、晴れるとまた飛び始めた。

で、なんとか...。


スネケブカヒロコバネカミキリ [ Merionoeda hirsuta (Mitono et Nishimura,1936) ]

っしゃ〜〜!

や〜〜っと出会うことができた...。

ここまで5年(約1,800日)かかってしまっただけに、感無量である...。





本当にありがとうございました。 >水戸昆の皆さま

 

・・・ 東京.com ・・・

 

さて、今度は諸般の事情で北の方へ飛ぶことに...。

ムシがメインではないので、積極的な行動はナシなのだが、道すがら見つけたキキリとの出会いは大切にしたいと思う。


飛んでます...

びよ〜〜んと着陸...。

さすがに東京よりも寒い...。

♪ ら〜ら〜 ららららら〜 ♪


これまたノスタルジック...


北ならではの風景かも...

けっこうな確率で、同じ方向を向いている。

さすがは ヒマワリ(向日葵)...。

おや? 何か止っているぞ。


クロトラカミキリ [ Chlorophorus diadema inhirsutus Matsushita,1934 ]

こんなところにもカミキリムシがいる...。

北ですね...。 >意味不明...

で、非常識な速度で車がびゅんびゅん往来(事故が多いのも納得...)する道沿いには、エゾニュウなどのセリ科植物やノリウツギなどの花がたくさん...。


短い夏を謳歌するかのごとく、キキリが群がる...

せっかくなので、ちょっとだけ採集...。

私もにわかキキリ屋となり、キキリング...。

ここのヤツボシハナカミキリはいわゆる「原型」ばかりで、どの個体も紋様がクッキリ@カッチリ、黒化した個体は全くみかけない...。

う〜〜ん、すごい!





他はリン様、リャン様、ヨン様の御三家、アカハナ、ツヤケシハナ、ミドリ、ホソトラ、キスジトラなどが湧いていた(まさに「湧く」といった感じ)。

で、ちょっとだけコップも埋めてみることに...。


キキリが落ちている...

一応、落ちたキキリの写真をば...。


♂:♀
ヒメクロオサムシ [ Leptocarabus opaculus (Putzeys,1875) ]


♂:♀
エゾアカガネオサムシ [ Carabus granulatus yezoensis (Bates,1883) ]



オクエゾクロナガオサムシ [ Leptocarabus arboreus pararboreus Ishikawa,1992 ]



エゾマイマイカブリ [ Damaster blaptoides rugipennis Motschulsky,1861 ]

などなど...。


あ!

という場面もあったり、その他の「諸般の事情」もけっこう楽しめた...。

何より、自然のスケールがケタ違いに大きいことに驚いた...。

というわけで、キムンカムイに感謝しつつ、またいずれ...。

続く...?

 

★★★ 成 果 ★★★

ムシ、ヒロコ、キキリ。

その他、ビミョーでゼツミョーなムシなど。

記載日:2007.08.15

 
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