【謹賀新年】オサホリックの集い【新春恒例】...
 

 
2008.01.03 (Thu)
 
ここ1年ぐらいだろうか、スパムメールが異様に多い...。

それも日増しに増えているような気がする...。

具体的には1日平均で120通は送られてきており、全体の9割5分以上がスパムなのだから驚き@困ったものである。

最近はプロバイダの方で怪しいものには [SPAM] と先頭に付けてくれるので(最初はスマップあるいはランチョンミート関係からのメールかと思った...)、フィルターで自動的に仕分けをした後、大半はそのまま問答無用で削除するだけなのだが、中には海外からの本ちゃんマジメール(何度か誤って削除した経験あり...)もたまにあるので事態はやっかいである。

一応ざっと差出人とタイトルはチェックするようにしてはいるものの、毎度の作業となるとかなりメンドクサイ...。


ぬぬぬん...

2ヶ月ぐらい前だっただろうか、スパム削除前のチェックの際、タイトルに [Coleoptera] と付いている外国人系からのメールが目にとまった。

ほほう、これは間違いなくムシ関係。

標本交換かな? そんなことを想像しながら中を開いてみると、ありゃや??

ぬぬわんと「オトナ系」の内容であった...。

ふ〜〜む、でもスパムで「Coleoptera(=甲虫)」というタイトルは逆にレアだよねぇ。

もしかして私がムシ好きってことを知っているのかな...、それとも単なる偶然?

モヤモヤしたままもう一度タイトルをよ〜〜く見てみると、ぬわわんと [Cleopatra] であった...。

う〜〜ん、クレオパトラ...。

なるほどね...。

 

ということで、「【謹賀】明けましておめでとうございます【新年】」。

あっと言う間に新たな1年が始まってしまったが、今年は初心に戻ってムシへの想いをここに綴っていこうと思っている。

採集記も「行った、採った、良かった」的なコンベンショナルなものだけでなく、今まで敢えて抑えていた 深層るど的な要素を適宜ジワジワと盛り込んでいくつもりだ。

プチ乞ご期待。

 

さて、正月といえば、やはりこのイベント、毎年恒例「新春オサ掘りパレード」。

堀り師の もえびさん、ディガーの びおすけさん、そしてテンポラオサ屋の私という「オサホリック」なメンバーで正月早々オサムシを食べ歩くという若干緩めな企画である。

今年で早くも3回目を数え、随分と由緒も正しくなってきたので、そろそろ「お掘り初めの儀」などの厳かな名称に改めた方が良いかもしれない...。

で、今回はさらにスペシャルゲストとして takao_bwさん親子(息子さんは KEIZI君)をお迎えすることになったので、いつも以上に楽しい初堀りとなることは間違いないだろう。

というわけで、行ってきます...。

まずは、待ち合わせ場所である高速道のPAを目指す。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

正月のためか高速はガラガラで瞬着...。

車を停めると向うに手を振る もえびさんが見えた。

奥にいらっしゃる二人組がおそらくtakao_bwさん親子だろう。

KEIZI君のガタイの良さに圧倒される...。

挨拶もそぞろに びおさんの待つ現地へ向かった。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

最後の交差点を曲り、ずい〜〜〜っと進んでいくと、先の方にまったり佇む びお号が見えてきた。

車を降りて歩いていくと、あまりの寒さに半分凍りついた びおさんが ゼンマイの切れそうな人形のようにカチコチしながら出てきた。

気温はマイナス2度と確かに寒い...。

うぃ〜〜〜っす。

もう「寒い」しか言葉が見つからない状況であるが、ポイントはすぐそこなので、早々に準備を整えた後、5人で練り歩いていく...。

とりあえずは、本日のお題なムシである「クロカタビロオサムシ」を前回採集した場所まで行ってみることにした。


天気はすこぶる良い...

そういえば、前回は採集時間があまり取れず、てれ〜〜〜っと流しただけで、採れたのはアオオサばかりであった...。

クロカタは今向かっている1ヶ所のみからしか採集したことがないのだが、クロカタはアオオサが多く出る若干緩めの土質よりも、湿度があって粘土っぽい土質の方が好みなのかなぁと、一度の経験で誠に僭越@恐縮ながら、そんな印象を受けている。

実際、採集した斜面はしまった固い土質で、緩やかな傾斜のほんのちょっと盛り上がった場所であり、その隆起の周囲から合計3頭堀り出した。

「だいたいこんな感じです」と参加メンバーにご説明申し上げた後、各自が林内へ散っていった。


フェイスオフ!

なるべく日の当たらない&しまった土質を求めて林内を徘徊する。

前回の感覚を思い出しながら、気になる場所を掘ってみるが、ゴミムシ1頭出てこない...。

しばらくすると、向うの方で早くも歓声のようなものが上がったのが聞こえてきた。

もしかしたら採れたのかな?

ということで、そちらの方に歩いていくと、takao_bwさんとKEIZI君がいらっしゃった。

「もえびさんと びおさんが1つずつ採りました」

ぬわんと、それは凄い!

私もちょっと気合いを入れねば...。

 

・・・ 笑歩.com ・・・

 

おお、あそこはどうだろうか。

谷戸の下流近くで、ほんの少しだけ凹んだ窪地の壁面である。

広さ的には4畳半ぐらいだろうか。

少し前にもえびさんが掘った場所のようであるが、まだまだ美味しそうな部分が残っているではないか。

いてくれ〜〜。

心の中でそうリフレインしながら一堀り一堀り土をどけていく。

うば!

オサムシが一塊の土とともに足下へ転がり落ちる。


カントウアオオサムシ [ Ohomopterus insulicola kantoensis Ishikawa et Ujiie,2000 ]

おおお、ご無沙汰しております。

落ちてきたのは深い緑色をした「これぞアオオサ」と言える綺麗なアオオサムシであった。

関東在住の私にとってアオオサは「いつものやつ」的な存在であるが、曇りのない純粋な緑色を装った綺麗な個体が出てきた時は本当に嬉しいものである。

ということで、もう一堀...。

うば!


オオスナハラゴミムシ [ Diplocheila zeelandica (Redtenbacher,1868) ]

これもオサ堀りでよく出てくるゴミムシだが、けっこう大型のゴミムシでゐいムシなんだよね。

好きな種類だ。

で、オオスナハラが出てきたちょっと脇のやや突出した部分を崩してみると...。


クロカタビロオサムシ [ Calosoma maximowiczi (Morawitz,1863) ]

っしゃ〜〜!

や〜〜っと出た...。

いてくれてありがとうございます。

おおお、このボテっとした体形、そして何とも言えない独特の匂いが恍惚感を誘う...。

で、そのまた近所を少し崩すと、ポコっと越冬窩が出て、中にはクロカタの♀が下を向きながら鎮座していた。


っしゃ〜〜!

まさに越冬窩が出てきた一瞬(っしゃ〜〜!という気持ちが湧いてくる前)によぎる ちょっとした後ろめたさと嬉しさが交錯するこの複雑な心境がたまらない。

オサ堀りの醍醐味と言っていいだろう。

ふぅ〜〜、これで一安心。

聞くところによると、クロカタビロオサムシはブナシャチホコという蛾の幼虫が好物のようで、この蛾が大発生すると、それにシンクロして大発生をするムシとのことであるが、通常はそんなに「掘り」で採れるムシではないそうである。

まあ、趣味の採集としては採り難いぐらいの方が有り難みがあって良いかもしれない。

さて、他のメンバーはどうだろうか。

周囲を見渡すと...、


所々で糞闘中...

ちょうどお昼を過ぎた段階で皆さんそろそろ一服という感じ。

とりあえず駐車場まで戻ると、随分と人出が増えて、手前のベンチではピロロン、ポロロンとマンドリンをつま弾く地元欧米人風の方もいらっしゃる。

ふ〜〜ん、なんか凄いね、ここ。

 

・・・ 談笑.com ・・・

 

残念ながら今回クロカタをゲットできなかったtakao_bwさんには記念に私の採集した個体を差し上げ、ここでの採集はお終い...。

ちょっとまだ時間があるので、河川敷にマイマイでも採りに行きましょうか、というとになった。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

瞬着...。


実はこっち岸は初挑戦...

各自、身支度を整え、河川敷までパレーディング...。

案の定ここも人出が多く、たくさんの方々から視線のレイザービームを浴びるが、どんどん前進...。

適当な場所から葦原に入っていく...。


第2ピリオド、フェイスオフ!

太めのヤナギなどが生えている場所を徘徊して良さそうな材を探していくが、予想に反し良い材が見当たらない...。

どれを叩いてもパリパリ@カチカチである...。

う〜〜ん、こっち岸は日当たりが良いせいか、乾燥がきついようだ...。

その後も小一時間ぐらい粘ってみたが、ゴミムシ1頭見つけることができなかった...。

他のメンバーも同様で、疲れも溜まってきていることから、ここで諦めることとなった。


葦原を颯爽と歩く もえびさん...

ということで、第三回「新春オサ掘りパレード」はなんとか本命をゲットしつつ、静かに幕を閉じたのであった。

遠路はるばる参加された皆さま、お疲れさまでした。

 

★★★ 成 果 ★★★

クロカタビロオサムシ、アオオサムシ、オオスナハラゴミムシ。

その他、ビミョーなムシなど。

記載日:2008.01.06

 
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