エゾでエンシスな旅... 二枚目
へなちょこカミキリロード 2008 
 

 
2008.07.06 (Sun) 〜 2008.07.08 (Tue)
 
さて、エゾでエンシスな旅の二枚目...。

私にとっては採集のみを目的とする初めての本格的な北への遠征である(前回の一枚目は日帰り)...。

 

今回のエリアは生まれて初めて訪れるのだが、各種の資料を参照するとエレガントな高山性のムシと一通り出会うことのできる場所のようだ。

そんな未知で魅惑的なエリアへの期待感はどんどん大きく膨らんでいくが、その反面、時期的なもの、ヒグマを始めとする各種リスク要因など、初めてのことだらけで不安要素が多いのもまた事実といえる。

まずは現地へ行って自分の目で確かめないことには何も始まらない、というのが私のこれまでのパターン...。

しかしながら、向うはどこも広大なエリア...、適当にアタリを付けて行って短期間でそれなりの成果を上げることは現実問題として不可能であろうし、相当な危険を伴うものでもあろう。

ここはやはり、素直にプロの専門家のご意見をいろいろお聞きすることにしよう。

 

で、その結果、今回のエリアを選んだのであるが、場所はまあいいとして、時期が通常あり得ない時期ということで、そういった意味では自ら新たな不安要素を進んで抱え込んでしまったこととなる...。

しかし、ある方の「今年はひょっとするかも」というビミョーなニュアンスの一言が妙に印象に残ったのである。

 

まあいいか...。

そもそも、北の大地での採集はいつもの南の島とは事情が異なり、「とある要素」が無いため、落ち着いて何年もの長期計画で採集を考えることができる。

今回はその第一歩として「すべてがダメ元で、下見半分の遠征でもいいじゃないか!」と自分に言い聞かせた。

もっとも、そこに住んでいない以上、可能な限り情報武装をして効率的で安全な採集を目指すのは至極当然のことであり、私も普段の遠征ではそうしているわけであるが、一方でこの手の採集には「アレもコレも採らなければ!」という一種の「強迫観念」が大なり小なり付き纏い、時に縛られ、どうにも落ち着かない採集であるのはここ数年の経験で感じていたことである。

今回はそういった強迫観念とは基本的に無縁となりそうで、結果何も採れなかったとしても文句なし、その分ノビノビと探索活動ができればいいかな...。

う〜〜ん、何だか変な前置きが長くなった...。

 

ということで、そろそろ出発...。


今回も東京はどんより...

 

・・・ 笑飛.com ・・・

 

どうでもいいことだが、こっち方面の路線はエアバス機を使うことが多いようだ...。

 

で、無事に着陸...。

飛行機の中から外の景色を窺うと、こちら北の大地もすっかり夏めいて、美しい木々の緑が背景の山々に広がっている。

天気もすこぶる良く、空港ビルに反射する日差しがとても眩しい。

降機した途端「むわ〜〜っ」とする熱気が...。

へへ、南の島と変わらないじゃん...。

こっちも夏は暑いんだ...。

 

レンタカーを借り、一路、今回目標とするエリアを目指す。


ひたすら笑走...

目的地まで目玉が飛び出るほど凄い距離を走るわけではないものの、大半の景色が平坦で単調のため、実距離以上に遠く感じる...。

こちらの採集で一番のネックになるのは、やはり移動のようで、一番近い隣のポイントまで軽く70kmとかはよくあることらしい...。

実際、いつも通っている南の島の117個分の面積があるのだから、採集のプランはしっかり練っていった方が無難であろう...。

「ひたすら」「延々と」「ず〜〜〜っと」

もう、こんな形容詞しか思い浮かばない...。

 

で、事前情報にて宿周辺にはコンビニやスタンドなどはないとのことなので、街中で非常用の食料、飲み物、オサムシトラップ用品などの必要物資をある程度買い込んでおかねばならない...。

また、今回はクマよけの鈴も新調する予定である。

ちなみに、巷で売られているクマよけグッズには鈴、スプレー、爆竹、笛など各種があり、その効果も賛否両論(様々な資料を読み、多数の方々の意見を聞いたが、人によって評価はまちまち)あるようだが、私はクマをより身近な存在として認識している現地在住の方々やベテランの登山家・釣り人の方々のアドバイスを参考にして、よく響く鈴とホイッスル、そして刃物だけは携帯しようと決めた。

正直、何がクマよけに有効なのかは誰も責任を持って断言できないだろうし、クマ、クマと神経質に騒ぐのもナンであるが、少なくとも丸腰で安易に森の奥へ入るのは自殺行為に等しいと思われる。

効果の程はどうであれ、関連グッズはどんなモノでも無いよりはマシなのではないだろうか。


↑ 動画 ↑
QuickTime version : 約15.7MB (37 sec.)

以前から持っているヤツ(動画では向かって左側)は、いかんせん音が小さく不安なため、今回はより音の響くタイプの鈴(真鍮製)を購入した(もちろん、これで正解かどうかは不明...)。

二千円と少々値が張るものの、こういう重要アイテムはケチっても仕方がない...。

 

さて、店を出た時、突然「Mr.Q」から携帯にメールが入った。

「今、ホニャララにおりますが、これから会えませんか?」

おおおおおお!

会えます。オッケーです!

なんと嬉しい予想外の展開...。

まさか「Mr.Q」とお会いできるとは思わなかった。

買い物をすべて済ませ、「Mr.Q」の待つ場所へと急いだ...。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

延々と続く直線道路を走りきり、最後のカーブを大きく曲がったところで到着。

奥の方に「Mr.Q」の車が停っていた。

ども〜〜!

「Mr.Q」とは初めてお会いするのだが、昨年ぐらいからメールでのやり取りがあったため、とても初対面とは思えないような感覚、ほぼ想像通りの方であった...。

で、大変ありがたいことに新たな情報、アドバイスをいただき、このエリアでのベースとなる探索プランを描くことができた。

これに自分で選んだ下見ルートをざっくり加えれば、私としては十分楽しめる採集行となりそうである。

本当に感謝したい。

 

ということで、ここからゆる〜〜くフェイスオフ!

とりあえず、標高を上げる方向へ車を走らせた...。

 

良さそうな場所で車を停め、フル装備で林道の入り口に立つ...。


うっひ〜〜、のっけから強烈なワンパンチ...

一体この先どうなることやら...。

 

続く...。 → 

 

記載日:2008.07.15

 
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