南西の巻... 1マイル目
へなちょこカミキリロード 2009 
 

 
2009.04.11 (Sat) 〜 2009.04.12 (Sun)
 
はてさて、いやはや何とも、随分と長い時間が経ってしまった...。

というか、最後の更新がいつだったかすら良く覚えていない...。

う〜〜ん...。

ここ数ヶ月間は様々なことがあって基本的にムシから離れてしまっていた、いいや、実はムシのことなどどうでも良くなっていた...、と言った方が正しいかもしれない...。

しかしながら、気温が暖かくなり、日増しに春めいてくるにつれ、自然とムシな方向にスイッチが入るのは我ながら面白い...。

すでに私のDNAには、「ムシ屋」という摩訶不思議な得体の知れない何かが刻まれ、毎年、時期が来ると自動的に発現する仕組みになっているようである...。

近年は毎年こんな感じだ...。

で、本来はここ数ヶ月の出来事を思いつくままに色々と紹介したかったのだが、最早エピソードが多すぎて面倒になってしまったため、誠に申し訳ないが、前略・中略・後略、すべて省略ということで、今シーズンの採集を始めたいと思う...。

というわけで、例年以上にこっそりとスタート...。

 

 

それでは、こっそり行ってきます...。


絶滅危急機@MD-81へ...

 


この機種もいつまで運用されるのだろうか...

 

個人的にはかなり付き合いの長い機種である。


富士@山...

 


屋久@島...

 

定刻より10分早く島に到着...。

ド寝系で頭がぼ〜〜っとしている...。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

島は晴れており、気温も高い。

とりあえずは、順調にドライブ...。

 

ん!

おおお!

下の方で何かが光っている...。


なんと ETC...

 

確か、島に高速道は無かったような気がするが、まあいいか...。

そのうちできるのかもね。

 

言わずもがなだが、道中の気になる物件はチェック...。


良い感じながら、ムシはヌル...

 

このところ、このタイプの材置き場を比較的よく見かけるが、一回ビニールシートを被せて材を蒸すためか、ムシがまったく寄りつかなくなっているような気がする...。

ハエとアブしかいなかった...。

その後、道すがら よよよさんと偶然お会いして、現地情報を教えていただいた。

しばし別件タイム...。

 

・・・ いろいろ.com ・・・

 

ということで、一路、林道へ...。

先ほどかなり強いスコールが何度か降っていたが、現場はどうなっているだろうか...。

一抹の不安とともに足を踏み入れる。


うひ〜〜、なんかダメそう...、寒いし...

 


し〜〜ん...

 


う〜〜ん...

 


辛うじて...

 

こういう時は「叩く」しかない...。

材が濡れて状態の善し悪しが分らないため、ランダムにその辺を乱打...。


リュウキュウクリイロシラホシカミキリ
[ Nanohammus subfasciatus (Matsushita,1941) ]

おおお、今回初のカミキリムシ...。

落ちてきてくれてありがとう...。

黒化していてカッコいい。

樹種は分らないが、蔓の巻いたブッシュを叩いたら落ちてきた。

で、この後随分と叩いて回ったが、まったくいいとこナシであった...。


ふえ〜〜、ぐっしょり...

 

まあ、しょうがないか...。

ここで雨が降り出し、あっという間に土砂降りになったため、宿へ退散することとした...。

宿に到着してしばらく様子を見ていると、今度はいきなり晴れてきた。

よよよさんに電話してみると、すれ違いで先ほど私がいたポイントに入られているとのことであった。

ありゃありゃ...。

再び林道へ戻る...。

アマシバの下で よよよさんと再会し、談笑込みで1時間ぐらい粘ってみたが、結局ムシの飛来はみられず...、明日に期待をかけることとなった。

あああ、それにしても寒かった...。

久しぶりの採集ということもあり、夕食後、風呂に入ったら強烈な睡魔が襲ってきた...。

 

・・・ ド寝.com ・・・

 

早く寝たこともあり、早く目が覚めた...。

外はまだ明るくなりきっていないが、どうも晴れているようである。

居ても立ってもいられなくなり、さっさと朝食を済ませて車に飛び乗った...。

眩しい朝日を背景に、馴染のポイントへ急いだ。

 

・・・ 快走.com ・・・

 

途中、濃霧の出た場所もあったが、ポイント周辺はしっかり晴れており、良い条件の中で採集ができそうである。

妙に興奮してきた。

時間的には若干早いため、まずはシイやアマシバの花を探し、それらの位置を確認しておく。

今回の目標種は、毎年振られ続けている春モノのカミキリムシで、クロチャボハナ、アマミアカハネハナ、マルオカホソハナ、アマミアラカワシロヘリトラ、コバルトヒゲナガコバネなどである。

この時期はいつも天気が悪く、通っている割になかなか成果に結びついていないのだ...。


シイ...

 


アマシバ...

 

う〜〜ん、まだそれなりに咲いているようだ。

これはイケるかもしれんよ。

ということで、そろそろ良い時間帯に突入、気温もジワジワと上がってきた。


It's showtime...

 

まずは、シイの花をざっくりイってみる。


オオシマトラフハナムグリ
[ Paratrichius duplicatus duplicatus Lewis,1895 ]

 

その他、シイの花で掬ったムシを以下に列挙(順不同)...。


リュウキュウヒメクロトラカミキリ
[ Rhaphuma diminuta nites Hayashi,1962 ]


リュウキュウルリボシカミキリ
[ Glenea chlorospila chlorospila Gahan,1897 ]


アリタムネアカコメツキ
[ Ampedus aritai aritai Ohira et M.Sato,1964 ]


アマミムネアカコメツキ
[ Ampedus amamiensis Ohira,1968 ]


サメハダキコメツキ
[ Xanthopenthes granulipennis (Miwa,1929) ]


コメツキムシ(1)


コメツキムシ(2)


ジョウカイの仲間


クチキムシの仲間


アマミアオハムシダマシ
[ Arthromacra amamiana Nakane,1963 ]


アマミアオハムシダマシ(色変わり)
[ Arthromacra amamiana Nakane,1963 ]


シワハムシダマシ
[ Anisostira rugipennis (Lewis,1896) ]


アマミアカハネムシ
[ Pseudopyrochroa amamiana Nakane,1988 ]


アオヒメハナムグリ(原名亜種)
[ Gametis forticula forticula (Janson,1881) ]


チビタマムシの仲間


クロウリハムシ
[ Aulacophora nigripennis Motschulsky,1857 ]


クチブトゾウムシの仲間

う〜〜む、ムシはそれなりに採れるが、やはり未採集種はネットに入らない...。

そもそも少ないのだろうか、私が下手なだけなのだろうか...。

気分を換えるため、アマシバの方へ移動する。

 

先ほどよりも日当たりが悪くなっているが、構わずネットをかけていく...。

何回か花房を掬い、ネットの中をのぞき込む。


っしゃ〜、一撃...


マルオカホソハナカミキリ
[ Idiostrangalia maruokai (Hayashi,1963) ]

その後も何頭か採れたが、彼らは日陰の花(アマシバ)を好むようであった。

反面、アマミアラカワシロヘリトラは入らなかった...。

 

そんな感じで、各地に点在するシイ、アマシバを順に回っていると、あるシイの花の周囲を飛ぶ赤い小さなムシが目に入った。

アカハネムシにしては小さいので、もしやと思い一気にネットを振り抜いた。


アマミアカハネハナカミキリ
[ Formosopyrrhona satoi (Hayashi,1957) ]

っしゃ〜〜!!

予想通りであった。

それにしても、このエリトラの毛並みが何とも言えず美しい。

まさに、Fabulous!

採るまではキヌツヤハナと同じだろうと思っていたが、ちょっと異なる質感である。

なかなか良いムシだ。

 

ここで少々一休み。


九州限定...

途中、東京から来られた3人組のムシ屋さんとお会いしたり、ちょっとだけまったりした時間を過ごす。

さて、そうこうしているうちに雲行きが怪しくなってきた...。

今日も予報では「晴れ時々曇り」と雨は降らないようなことを言っていたが、今にも降りそうな空模様だ。

気温も心なしか下がってきているようである。

とりあえずは、条件の良いうちに掬えるだけ掬って追加を狙い、いよいよダメならタイムアップまで叩き網をするという方向でユルく攻めることにした。

が、大粒の雨が降り出したと思ったら、一気に土砂降りになってしまった...。

これはダメだ...。

叩き網すらやる気が起きない...。

 

ということで、まだ採り残しもあり名残惜しいが、大きく移動しつつ、条件の良い場所や物件があればチェックするというやり方に方針を変更した。

ずい〜〜〜っと走っていると、スコールの影響のない場所に出た。

本当に島の天気は気まぐれである...。

しばらく行くと、ちょっとした伐採スペースがあったので、叩いてみることに。


It's showtime...

 

しかし、乾燥が進んでいるのか、辛うじてオビレカミキリが2つ、小さなクチキムシがそこそこといった感じで打ち止めであった...。


オビレカミキリ
[ Euseboides matsudai matsudai Gressitt,1938 ]

ふ〜〜む、なんとなく気分も萎えてきたので、ここでお終いにすることとした...。

一路、空港を目指す。


久しぶりに...

 


う〜〜ん...

 

採集地は土砂降りでも、空港周辺はいつも晴れているような気がする...。


ということで...

 


さようなら...

 

また次回...。

 

 

今回もお世話になった皆さまには、この場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

★★★ 成 果 ★★★

マルオカホソハナカミキリ(*)、アマミアカハネハナカミキリ(*)、リュウキュウヒメクロトラカミキリ、リュウキュウクリイロシラホシカミキリ、オビレカミキリ、リュウキュウルリボシカミキリ。

その他、ビミョーなムシなど。

*:生涯初採集...。

記載日:2009.04.14

 
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