南二局...
へなちょこカミキリロード 2010 
 

 
2010.05.15 (Sat) 〜 2010.05.16 (Sun)
 
ということで、久しぶりの採集記執筆...。

これまで、生活自体に大きな変化はないものの、ムシや採集に対する考え方は随分と変化してきている...。

長くなるので此処でその経緯を書くことはしないが、今後のサイトやブログ更新の様子から感じ取っていただければと思う...。

というわけで、今季もこっそりとスタート...。

 

 

いつものことながら、こっそり行ってきます...。


羽田の天気は良好...

 


・・・ 機上.com ・・・

 

ということで、概ね定刻通りに到着...。

島は既に梅雨入りしているが、雨は降っていないようだ...。

気温も24度と蒸し暑く、条件的には申し分がない。

 

いつも通りの手順で出発...。


・・・ 笑走.com ・・・

 

で、偶に「笑走」って何?? という質問が寄せられることがあるが、文字通り「笑いながら走る」ということになる...。

上の写真を撮っている際も、もちろん「笑って」いる...。

 

コンビニで食料を調達、若干寄り道系の場所で食べた後、その近くを「るど散歩」...。

先月の訪問時よりも山の緑は濃くなり、咲いている花の構成も変化している...。

ちょっとした枝道を歩いていると、彼方此方に黄色い花を付けた「コンロンカ」が目に付く。

今回は採集道具以外に撮影機材もフル装備で持参しているため、適宜道端の自然にもフォーカスを当ててみるとしよう...。


コンロンカ/崑崙花 [ Mussaenda parviflora ]

 

黄色い部分が花で、白い部分は萼(がく)に相当するとのこと...。

とても絵になる花で、エンブレムなどのデザインにも良さそうだ。

で、コンロンカの写真を撮っていると、茎の部分に何やらムシがいるのがファインダー越しに視えた...。

もしや...。

 

 

 


ケブトハナカミキリ [ Caraphia lepturoides (Matsushita,1933) ]

 

偶々止まっていただけなのだろうが、これまでに灯火で1頭しか採ったことがなかったため、大変嬉しい出会いとなった...。

本来はクサギをホストとするカミキリムシなので、有る意味凄い偶然と言えるかも知れない...。


ルリナカボソタマムシ [ Coroebus formosanus nishiyamai Akiyama,1987 ]

おまけ...

 

 

ということで、しばし別件タイム...。

 

・・・ いろいろ.com ・・・

 

ということで、別件終了、心も体も野に放出したい...。

ハイハイサー、パパラパー、と車を走らせる...。


先日の「ツジing(ツジング)」で破れた網は縫合済み...

 

ちなみに本日は曇天で影が薄いため、「る影@It's showtime...」は撮れなかった...。

 

「乏虫林道」へ足を踏み入れる...。

前回は惨敗だったこの場所も、本日は気温も湿度も高く、ビミョーにムシな雰囲気が感じられる...。


というか、ムシがいると信じたい...、ムシよ いろっ!

 

静かにフェイスオフ...。

前回すっからかんだったスポットも改めて叩いていく...。

 

ををを!


オキナワイチモンジハムシ [ Morphosphaera coerulea perelegans Schonfeldt,1890 ]

なんとハムシだ、おおおお、これは凄い、この林道でムシが落ちた...

 

この林道でムシがいるとは幸先が良い...。

さらに続ける...。


ケブカクロハムシダマシ [ Lagria notabilis Lewis,1896 ]

おおおお、また落ちた...、動揺でピンボケ...

 

で、で、で...、


オオシマヤハズカミキリ [ Uraecha oshimana Breuning,1954 ]

なんと、カミキリムシまでいた...、あうあう...、もっと動揺...

 


オオシマウスアヤカミキリ [ Bumetopia oshimana ohshimana Breuning,1939 ]

うお〜〜、ブーメ...

 


フェリエビロウドカミキリ [ Acalolepta fraudatrix fraudatrix Bates,1873 ]

ぬおおおお〜〜、フェリビロ...

 

冗談はこのくらいにしておくが、数年前に比べムシが明らかに減っている印象を強く受ける...。

 

さて、そうこうしているうちに「予報外」の雨が降ってきた...。

先ほどから風も強くなり、遣る気に萎えが芽生えている...。

 

今晩の灯火はどうしようか...。

う〜〜む、車に戻って考えるとするか...。


とりあえず、納網...

まあ、畢竟、機材をフルで持ってきているのだから、条件がどうであれ灯火を遣らない訳にはいかない...。

心境を纏めるとそんな感じになる...。

 

灯火ポイントへ行く...。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

ぴゃっぴゃっぴゃっと設営してライトオン...。


実は凄い風と凄い雨...、島の梅雨はハードだ...

 

傘を忘れたので濡れ雑巾、あるいは「ザザーン」のようになってしまった...。

結局、コメツキムシを1頭採集した所でギブアップ...。

ぴゃっぴゃっぴゃっと撤収...。

 

そのままド寝の境地へ...。

うむむむ...。

 

・・・ ド寝.com ・・・

 

朝...。

前回やり残した宿題も遣っておきたい所だが、本日は天気がどうもイマイチのようで、探索途中に雨が降り出しそうな雲行きである...。

ということで、今回は来月に向けた下見をメインに未踏の林道をさっくりチェックしてみることにした。

新発見に期待したい...。

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

林道を走っていると、両サイドには小伐採の痕跡が散見され、何らかの甲虫は落ちそうな雰囲気である。

それらの総てをチェックしてはいないが、以下に状況、落ちたムシを纏めておく。


比較的新しいソダ...

 


ヤハズ...

 


ブーメ...

 


フェリビロ...

 


リュウキュウヒメカミキリ [ Ceresium fuscum fuscum Matsumura et Matsushita, 1932 ]

 


アマミヒメヒゲナガカミキリ [ Monochamus masaoi Kusama et Takakuwa,1984 ]

 

いつものメンバーのため、これらは概ねリリース...。

こういうソダではこういうムシが落ちる、そんなことを感じていただければと思う...。

 

甲虫以外もちょっとだけご紹介...。


ヒナカマキリ [ Amantis nawai Shiraki,1911 ]

 


殆どが♀で、単為生殖するらしい...

 


マルウンカ?

 


島のクモは美しい種類が多い...

 

 

ということで、先へ行く...。

標高を上げるとまだアカメガシワも所々咲いている...。


リュウキュウアメイロカミキリ [ Stenodryas clavigera insularis Yokoyama,1966 ]

 

よく観察してみると、やはり花粉を食しているようだ。

生殖器官の発育に必要なエネルギー源を得ていると物の本で読んだことがある...。


けっこうな大型個体を泣きゲット...

 

しかし、気温がやや低いためか、全体的にムシは少なめ...。

 

手の届かない所を掬ってみる...。


網の底はムシで真っ黒にならず、「ムシの湯気」も立たない...

 


オオシマヒラタハナムグリ [ Charitovalgus laetus (Arrow,1913) ]

 

その他、オオシマトラフハナムグリ、コメツキなどなど、これまたいつものメンバーが若干ネットイン...。


それにしても日が出ない...

 

逆に曇っているのが良いかとも思い、念のためリュウキュウハゼも各所で掬ってみた...。

モンキッキーは有名ポイントでなくても、薄いながら彼方此方で採れている...。


食痕なのか、そうでないのか、よく分らない葉脈の染みも見られる...

 

何回目かのスイープで、ネットの底に天牛らしいシルエットが見えた...。

やったか?

 

 

 

 


なんと、ケブトハナ@リュウキュウハゼ、今回は縁がある...

 

このケブトハナというハナカミキリは、こうやって食樹と関係なく彼方此方にいるのかも知れない...。

流離のムシだな...。

 

さて、雨が降らないうちに次へ...。


了解!

 

 

・・・ 笑走.com ・・・

 

ということで、2本目...。


イジュが咲き始めている...

 


川が近いからか湿度は十分、シダ類も良く育っている...

 

林道にはリュウキュウハグロトンボが群れ飛んでいた...。

折角なので、撮影に挑戦...。


色艶が良い...

 

沖縄のはもっと綺麗なようなので、ぜひ出会ってみたい...。


一瞬、翅をふわっと開く瞬間があり、そこがチャンスと見た...

 

今回の自信作はブログへ...。 → 


別種のイトトンボもいたが、同定できなかった...

 

トンボに夢中になっていたら、とうとう雨が降り出してしまった...。

あちゃ〜...。


もうちょっと待ってほしかったな...

 

まあ、時間がやや早いが、道すがら写真を撮ったり、ゆっくり食事をして帰るとするか...。


ということで...

 


さようなら...

 


また次回...

 

 

★★★ 成 果 ★★★


今回も島の自然に感謝...

記載日:2010.05.18

 
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