カミキリムシ同定奮闘記

カミキリムシの同定

知人のご好意により待望の「日本産カミキリムシ検索図説」を入手することができた。そのため、ここではカミキリムシの同定作業における過程を「素人の同定奮闘記」として残していきたい。

というのも、今まで私は「日本産カミキリ大図鑑<復刻版>」を基本としたいわゆる「絵合わせ同定」しかしておらず、同定はしてみたもののいささか疑問の残る種もあったためだ。ベテランの方からも、そういう同定は危険であると実際にご指摘を受けている。

これからカミキリを本格的にやっていく以上、やはり成書による正しい同定を行なっておく必要があるし、細かい同定ポイントを覚え、知識の整理整頓をする恰好の機会ともなろう。もちろん、採集時に満足な同定ができた種についても、「勉強」ということで再度正しい道筋による同定作業を行なうことは非常に大切と考えている。

しかしながら、私は「標本コレクター」ではない(収集するための売買や交換を基本的に行なわない)ため、紹介できるのは残念ながら今までに採集した種に限られてしまう。どう頑張っても全種、全亜種(800種以上)の掲載などは到底不可能であるし、それを目指すつもりも毛頭ないことを最初にお断りしておく。あくまで、初心者の自己採集品における同定作業記録ということをご理解いただきたい。

とりあえずは、採集時の同定が正しかったかどうかを検証することにする。

※ 紹介する順番は図鑑に準じた学術的な分類順でもいいのだが、初心者には馴染みが薄いと思われるため、大ざっぱな形態的特徴や体色などで分けてみることにした。

ご注意:
1)より分かりやすくするため、検索図説とは異なった表現を使用することがある。
2)同定人(私)が未熟なため、個体の微妙な特徴や図説との差違を捉えることができない可能性がある。

参考文献:
日本産カミキリムシ検索図説 東海大学出版会
日本産カミキリ大図鑑 <復刻版> 日本鞘翅目学会編 講談社

開設日:2001.08.12
更新日:2001.09.08


上翅の短い種類(1)

主にブナ林で採集可能なカミキリムシ

コバネカミキリ族(属)
ホソコバネカミキリ亜科(属)

ブナ、ミズナラ、ダケカンバなどの立ち枯れなどに見られる。

1. オオホソコバネカミキリ
2. コバネカミキリ


上翅が褐色〜黒色の種類

様々な状況にて採集可能なカミキリムシ

ホソカミキリ科
ノコギリカミキリ亜科
ハナカミキリ亜科
フトカミキリ亜科など

花、生葉、伐採木上、灯火(下)などにて幅広く採集可能。

1. オオクロカミキリ NEW


上翅が赤色の種類

主に花、材木・薪に集まるカミキリムシ

ハナカミキリ族
ベニカミキリ族
クスベニカミキリ族
など

カエデ、クリ、ウツギ類などの花、伐採木上に見られる。

1. クスベニカミキリ


上翅が緑色の種類

主に花、材木・薪に集まるカミキリムシ

ハナカミキリ亜科
アオカミキリ族
トホシカミキリ族
など

クリ、ウツギ類などの花、伐採木上に見られる。

1. オオアオカミキリ


上翅に丸い黄色紋のある種類

主に生葉・生木、材木・薪、灯火に集まるカミキリムシ

シロスジカミキリ族
ヒゲナガカミキリ族
トホシカミキリ族
など

ホストの生葉・生木、伐採木上などに見られ、灯火にも飛来する。

1. ジュウニキボシカミキリ

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